内容は悪くないのだが
★★☆☆☆
コンパイラの環境設定という、最初にして最大の難所に対する配慮がなさすぎる。
一応、ソースコードのダウンロード(出来ればCDでつけてほしい)
http://www.ohmsha.co.jp/data/link/978-4-274-06769-3/
は可能であるので0点ではないが、どのようにコンパイルしたらきちんと
動作するのかなど、再現のために必要な情報がほとんどない。
どの本だって似たようなものだといえばその通りで、まぁたいして役に立たない
本が一冊増えたと言ってしまえばそれまでなのだが、
内容自体は結構いいため、ずいぶんおしい。
もし、Visual C++で動作させるための手順等を記載していたら、
少なくとも4以上の評価になっていただろう。残念だ。
ちなみに、Visual C++2008で、コンソールアプリケーションとして
コンパイル(例えば、参照)しようとすると、
ch1の一番最初のファイルbignum.からエラーが発生する。
ヘッダーに
#include
void exit(int status );
void _Exit(int status );
を書き加えると一応動作するようになるみたいだが…。