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資本主義はニヒリズムか

価格: ¥1,890
カテゴリ: 単行本
ブランド: 新書館
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:佐伯啓思/著 三浦雅士/著 出版社名:新書館 発行年月:2009年10月 関連キーワード:シホン シユギ ワ ニヒリズム カ しほん しゆぎ わ にひりずむ か、 シンシヨカン シンシヨカン 3136 しんしよかん しんしよかん 3136、 シンシヨカン シンシヨカン 3136 しんしよかん しんしよかん 3136 司馬遼太郎が言うのとは逆に、日本は明治維新の近代化路線からすでに間違っていた。長寿だけが価値になってしまった現代日本のニヒリズムに抗するには、保田与重郎と特攻隊の思想しかないのではないか、と佐伯啓思は問う。ニヒリズムはもともと人間の条件、金融危機はそれが露わになっただけにすぎない、人間のすべての表現活動において、いまこそ核心的な問いが問われはじめている、と三浦雅士は応える。対論4篇、論文2篇を収録。 金融ニヒリズムと「現代の危機」資本主義はニヒリズムか思想の現在をどう捉えるか大衆社会の不安アメリカニズムを
「佐伯啓思」入門 ★★★★☆
 本書は社会思想史家である佐伯啓思と文芸評論家である三浦雅士との対談集である。
 テーマは日本人のエートスや現代社会の現状、資本主義、大衆社会、現代思想、アメリカと多岐にわたり、興味ふかい話を聞くことが出来る。
 三浦雅士が聞き上手で、佐伯の考えを理解しやすいように引き出している。ここに本書のセールス・ポイントがあるように思われる。
 本書において佐伯が述べていることは、佐伯の読者には目新しいものではないが、佐伯の思考の中心にあると思われることばかりであり、その意味で本書は「佐伯啓思」入門の役割を果たすだろう。佐伯の本をこれから読んでみようと思っている人に本書をお勧めする次第である。その分、三浦ファンには物足りないかもしれないが。