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まほろ駅前番外地

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本
ブランド: 文藝春秋
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:三浦しをん/著 出版社名:文芸春秋 発行年月:2009年10月 関連キーワード:マホロ エキマエ バンガイチ まほろ えきまえ ばんがいち、 ブンゲイ シユンジユウ ブンゲイシユンジユウ 7384 ぶんげい しゆんじゆう ぶんげいしゆんじゆう 7384、 ブンゲイ シユンジユウ ブンゲイシユンジユウ 7384 ぶんげい しゆんじゆう ぶんげいしゆんじゆう 7384 多田・行天コンビが主人公の人気シリーズ「まほろ駅前多田便利軒」のパート2は番外地と銘打って、多田・行天の物語3篇に加え、本篇の脇役が主人公となる短篇4篇を収録。若き地元ヤクザ星良一、生意気小学生の田村由良のほか、意外な人物もフィーチャーされます。面白さも更に増しての待望の新刊、どうぞお楽しみに。
『光と熱はどこにあるのだろう』 ★★★★☆
題名にある番外地の名のとおり、まほろ駅前多田便利軒のスピンアウトストーリー7編。 濃いキャラクターの住人たちの様々な愛の形、人間模様。 そしてそこで便利屋を営む多田と行天の、微妙だけど絶妙なコンビが楽しく何だかほほえましくて。 少しの笑いと優しさと温もりが所々に織り込まれ、読んだ後は満足感で満たされました。 多田便利軒を読んでいないのですが、こちらだけでも充分楽しめました。しかし、作中で少し触れられている多田と行天の過去が気になったので、是非本編の方も読んでみようと思います。
続巻期待。 ★★★★★
学生時代の同級生だというだけで、素性の知れない相手と
成り行きでコンビを組むことになった便利屋が、
東京近郊の市を舞台にローカルにちまちまと珍活躍する
第135回直木賞受賞作『まほろ駅前多田便利軒』の続編。
緩く繋がる連作短編集だが、本巻では脇役の視点から
二人を描いた外伝風短編も多数収録。

物語を引っ張る動機や謎の作り方が粗かったり
人物の過去の描き方がありきたりだったり、
といった点は目に付くが、ともかく全般を通した印象は良い。
(同性愛的という批判はあるだろうが)
主役コンビの生き生きとした造形・台詞・内声。
そして軽妙な文体から来る絶妙なリズム感、
先を読みたいという読書において最も大事な要素を
きちんと押さえている点は前掲の欠点を補って余りある。
番外地とはいえうっすら続きあり。 ★★★★★
面白かったです。
確かに本編には加えられない短編たちでした。

星くんの一日トレース噺。
そういや母親とか父親とかいるんだったねと思わずびっくりしてしまいました。ヤクザもんだけれど。
岡婦人の目線で眺めた多田と行天。
ほほえましく見えてしまったのは岡婦人の優しさが滲み出ていたおかげですね。
曾根田のばあちゃん若い頃のお話には度肝を抜かれました。ルルでもハイシーでもましてやチワワでもなく!!!……ボケは改善していくのでしょうか。多田の恋や、行天の隠れていた一面もチラリズムで読めて、楽しかったです。特に行天は全面出しではなく、見え隠れしていた方が気持ちよく読めると思いました。
ジャケットの畳、貴重なショットだと思います!!!
うまい。 ★★★★★
前作の続編、楽しみにしながら手に取りました。

前作では、謎を謎のまま終わらせていたり、
三浦さんのその塩梅の巧みさに
うーんと唸りましたが、
今回の「番外地」は、さらにその巧みさが凄いです。


前作に登場した脇のキャラクター中心に物語は進み、
主役の二人はその衛星のように登場するのですが
どれも面白く、エンタメとして上質です。

ちなみに一番自分がグッと来たのは、岡夫人の章でした。

哀愁の天然中年コンビふたたび ★★★★★
 多田と行天、でこぼこコンビが帰ってきた!我が子を失い、夫婦の絆を失った多田と、少年時代に謎の闇を抱える行天は、まほろ駅前で相変わらず便利屋稼業。っと、稼業というほど稼いじゃいないか。本質的なことを何も語り合わないまま、なんとなく身を寄せ合う30男二人。情に厚い多田、腕っ節ばかり妙に強い行天。日常と裏街道のはざまで、しぶとく生きてる半熟アウトロー小説。
 今回も、行天の過去は薄ぼんやりと闇が匂い出す程度にしかわからない。だけどそれでいい。あなただって私だって、自分のすべてを語ったりはしないじゃないの。