舞台はファンダリアへ…
★★★★★
この巻では、ゲーム本編とほぼ同じく、グレバムを追って、リオン君達一行がファンダリアへ渡り、ウッドロウさん達と合流。
そして、マリーさんの記憶が戻り、ダリス、そしてグレバムとの対決へ…
というのが大雑把な内容です。
よく見て見ると、ゲーム本編で使われていたセリフや設定など、これでもか!と盛り込んでいて、ゲームをやっていた方なら、非常に楽しめると思います。
また、ほぼ原作に忠実ながら、脱線し過ぎることのない程度にオリジナルな要素を含ませ、とてもバランスがとれています。
本編の話はもちろんのこと、この巻で注目したいのは、ソーディアンになる前の、地上軍の一員として活躍していた シャルティエの過去が語られていることです。
ゲーム本編では、少し触れられているだけで、詳しくは描かれていなかったので、この巻で、シャルの苦悩や葛藤、そんな中で感じた喜びなどを垣間見ることができ、シャル好きな方も納得な内容ではないでしょうか。
それにしても、相変わらずカスカベアキラ先生の絵は(プロの方に言うのも失礼ですが)上手い!描写が細かくて魅せられる絵です。美しいと言っても過言ではなかろうかと思います。
男性キャラはよりかっこよく、女性キャラはより可愛く描かれていて、何と言うか…お腹いっぱいです(笑)
あくまで個人的な意見ですが、カスカベ先生が描いたモノのほうが、本家のキャラクター・デザインをされた いのまたむつみ先生が描かれたモノより、キャラによっては魅力的に感じてしまうキャラがいます。
そのくらいカスカベ先生の画力の高さに感動しております。
リオン君のツンデレ具合が、デレ寄りな第3巻(笑)
是非たくさんの方にオススメしたいです。