痛々しい主人公
★★★★☆
怪我を負った沖田のビッグドライブにオーウェン兄も、その沖田のプロとしてのスタンスに何かを感じつつラウンドを続けます。
とはいえ、オーウェンは優勝に一番近いところにいつつ・・・。
沖田のベストショットは会心の結果には結びつかず、どこまでも不運が襲います。また、正確無比のオーウェンのショットでさえ、オーガスタの微妙な自然に狂わされていきます。
しかしながら、命を削りながらゴルフを続ける沖田のこのスタンスは、どう見ていいかいつも迷います。スポーツをしていた自分としては、その場で終わることを考えないで、怪我をしたら無理をしないスタンスでした。
一方で昔心を踊らせていたスポーツ根性ものは、怪我を押してもその一瞬の輝きを追い求めていました。それこを「命を惜しむな。名を惜しめ」の世界です。
今の世の中に通じるものなのでしょうか・・?
私は好きなのですが・・・。