喝采、その日その日。 うたごころの現場から
価格: ¥1,512
高名なバッハの演奏者でありながら、中学生や高校生の合唱指導にも力を注ぐ合唱指揮者・本山秀毅が過去5年にわたってインターネット上に書き留めてきた膨大な文章の中から、「合唱指導」「教育」に関するものを中心に選りすぐり再編集したものです。「日常」の出来事をウィットに富んだ文章で、時にきびしく、時にあたたかく、時におかしく語ります。
≪内容≫
はじめに ― 現場主義
[第一章] 合唱指揮者は走る
アンサンブル / 横着の報い / 民謡のスピリット / 互換性 / 指導者の不在 / 困惑の密室 / 分水嶺 / 静けさのもたらすもの / 天使の歌声
[第二章] 私に息づく出会い
歴史少年の夏休み / 我が師匠リリング / ゲルンハウゼン / オンステの留意点 / 洋子先生へのオマージュ / サン・レミ・ド・プロヴァンス / 大切な学び / 私のFD体験 / 夏休み交換日記 / 吹奏楽のための民話 / 「萌え」さまざま / 爽やかな別れ / 弔問 / 齢を重ねる
[第三章] 合唱指揮者はまた走る
サクラ色 / 新らしモン好き / 分岐点の認識 / 微分音の誘惑 / たらこのすすめ / 知ることと感じること / 初夏の憂鬱 / 目指すべきもの / 薬指 / 親指 / 原点に立ち返る
[第四章] 美の本質を求めて
鼻の利く話 / 得難い学び / 旅行者の視点 / サバ? ビアン! / 誤解 / トムジェリ / 駅のピアノ / 太鼓の達人 / 年の瀬の記憶 / 食べログ / 女王様 / 騎士道 / 愛しいわが家 / 愛車 / 離れの改修 / FESTINA LENTE
[最終章] 今ここから未来へ
折り返し / ドマーニ / 温故知新 / 時代を越える価値 / ようこそ先輩
編者あとがき ― 教育学の視点から
おわりに
【2017年1月1日発売】