美輪明宏と「ヨイトマケの唄」 天才たちはいかにして出会ったのか (文春e-book)
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三島由紀夫、中村八大、寺山修司……時代を彩った多くの才能との邂逅、稀代の表現者となった美輪明宏の歌と音楽に迫る、傑作ノンフィクション!
「自分以外の人によって、己れの人生を克明に調べ上げ語られると、そこには又、異なる人物像が現出する。歴史に残る天才達によって彩色された果報な私の人生絵巻が、愛満載に描かれていて、今更ながら有難さが身に沁みる」――美輪明宏
〈目次〉
第1章 異端にして革命児
第2章 長崎の臣吾少年から丸山明宏へ
第3章 三島由紀夫に見出された若き才能
第4章 シャンソン喫茶「銀巴里」とともに
第5章 中村八大という音楽家
第6章 日本初のシンガー・ソングライター誕生
第7章 “ほんとうの日本の歌”を作る
第8章 伝説の番組「夢であいましょう」
第9章 「ヨイトマケの唄」の衝撃
第10章 寺山修司との出会いから演劇の道へ
第11章 60年代の砦・アートシアター新宿文化
第12章 「ブラジル組曲」で始まったリサイタル
第13章 映画『黒蜥蜴』と「黒蜥蜴の唄」
第14章 別離の季節となった一九七〇年
第15章 復活する「ヨイトマケの唄」
第16章 二一世紀へと歌い継いだ者たち