地球の歩き方 A06 フランス 2018-2019 【分冊】 2 ブルゴーニュ/フランシュ・コンテ フランス分冊版
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※この商品は、「フランス」編の分冊です。「フランス」編8冊がパックとなった合本も販売しています。詳しくは『地球の歩き方 フランス』で検索ください。
パリから南東に1時間も車を走らせると、なだらかな起伏のあちこちに、白壁に赤い屋根の集落が点在するようになる。ブルゴーニュ地方はフランスの食糧庫だ。ブルゴーニュ公国の首部であったディジョンを中心に、南に続く「黄金の丘」、起伏の多い森林地帯、そこからロワール川につながる豊かな高原地帯、そしてソーヌ溪谷と、緩やかではあるが変化に富んだ地形が続く。それらの斜面ではフランス特有の丈の低いブドウの木が植えられ、あるいは食肉用の白牛シャロレが群れをなす。パリとはうって変わった強い日差しの中、勤勉なこの地方の人たちが仕事に精を出しているのも見える。豊かな実りを思わせる光景だ。
ブルゴーニュの東、スイスとの国境まで広がる一帯がフランシュ・コンテ地方だ。ジュラ山脈に沿って、その麓に広がっているため、「ジュラ」と呼ばれることも多い。「ジュラ」とはラテン語で森林のこと。その名のとおり緑と水に恵まれた地方で、森林と河川が生み出す自然の景観を楽しめる。地質学で使われる「ジュラ紀」の言葉を生んだ地でもある。産業としては、17 世紀から時計作りが盛んで、19世紀に全盛を極めた。日本からの観光客はまだまだ少ないが、世界遺産に登録されたヴォーバンの城砦があるブザンソンをはじめ、アルケ・スナンの王立製塩所、ル・コルビュジエが設計したロンシャン礼拝堂など、見どころも多い。
●本書に掲載されているおもな都市、見どころ
ディジョン、クリュニー、トゥルニュ、スミュール・アン・オーソワ、フォントネー修道院、ボーヌ、ニュイ・サン・ジョルジュ、ヴェズレー、オーセール、ポンティニー修道院、サンス、モンタルジ、オータン、ソーリュー、ブザンソン、アルケ・スナン、アルボワ、オルナン、ロンシャン ほか。