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※この商品は、「フランス」編の分冊です。「フランス」編8冊がパックとなった合本も販売しています。詳しくは『地球の歩き方　フランス』で検索ください。
中部にあり「フランスの庭」と呼ばれる、1012kmとフランス最長のロワール川流域の一帯は、最もフランス的な地方だ。小さな丘、美しい小川、森のかなたに見え隠れする古城の優雅な姿など、まさに「フランス」が詰まっている。ロワールの美しい景観に思いをはせたのは、王候貴族ばかりではない。小さな村サシェで『谷間の百合』を執筆したバルザック、故郷のノアンで愛に満ちた生活を送ったジョルジュ・サンドをはじめ、多くの芸術家、文化人がこの地に足跡を残した。美しい川べりに静かにたたずむ小さな村々には彼らが求めていた安らぎがある。王族から文化人までが愛してやまなかった「洗練された田舎」に出合えるだろう。
●トゥール、ル・マン、ブロワ、シャンボール城、シュヴェルニー城、シュノンソー城、アンボワーズ、アゼー・ル・リドー、サシェ城、ユッセ城、ロシュ城、シノン、ヴィランドリー城、ショーモン・シュル・ロワール城、アンジェ、ソーミュール、ナント、オルレアン、ブールジュ、サンセール、シャヴィニョル、セント・ヴァレンタイン　ほかを収録。

ピレネー山脈に源を発するガロンヌ川と、中央山塊から流れ出すドルドーニュ川が、ボルドーの北で交わってジロンド川となり、大西洋へと注ぎ込んでいく。この3つの川の流域に、世界で最もエレガントなワインを生み出すブドウ畑が広がっている。この地方の文化、経済の中心地ボルドーは、古くからワイン交易で栄えた町で、今も18世紀の壮大な建築物が多く残る。温暖な気候に恵まれた大西洋沿岸には、アルカション、ビアリッツなど、設備の整つた海水浴場も多い。スペインとの国境地帯に位置するバスク地方では、独自の言語と風俗が今も守られている。赤や緑の屋根に白い壁の民家がピレネーの山あいに点在する風景は、絵本を見るような美しさだ。
●ボルドー、アルカション、サンテミリオン、ラ・ロシェル、ポワティエ、アングレーム、サン・サヴァン、サント、ショーヴィニー、ポー、オロロン・サント・マリー、バイヨンヌ、アイノア、ラ・リューヌ山、エスプレット、サン・ジャン・ピエ・ド・ポール、サン・ジャン・ド・リュズ、ビアリッツ　ほかを収録。