アルペンスキー ターンテクニック
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本書は、アルペンスキーの上達を目指している方を対象に、これまで見過ごされてきた原理原則に立ち返り、スキーの特性を活かした合理的なターンの仕組みの最も基本的な部分について簡潔且つ分かり易く解説しています。
スキーヤーは本書の内容を踏まえてさえいれば、正しい上達の道を迷うことなく歩むことが出来ると同時に、後々起こる様々な問題に対しても、自ら合理的な解決策を講じることが出来るようになるでしょう。
【目次】
第一章:基本的な考え方
1-1. 体の形ではなく力を意識する
1-2. スキーヤーから雪に力を作用させるのではなく、
雪からの力の受け方をコントロールすることを意識する。
第二章:ターンの基本原理
第一項:スキーをターンさせる力
2-1-1. スキーヤーが移動している方向に対して、
スキーに迎え角を持たせて雪からの抵抗力を受ける
ことでスキーをターンさせる力を生み出す。
2-1-2. 左右のスキーの接雪圧に差をつけてスキーを
ターンさせる。
2-1-3. 常にターン弧の接線方法に移動して、スキーを
ターンさせる力を持続させる。
2-1-4. ターンを切り替えるには、接雪圧の左右差を徐々に
0に戻した後、反対の左右差をつけていく。
2-1-5. 迎え角の大きさを変えることで、横力の大きさを
調整する。
2-1-6. パラレルとは、パラレルに限りなく近いプルーク
スタンスだと意識する。
2-1-7. 横力を受けるとスキー板がたわむので、より少ない
迎え角で減速のないターンができる。
第二項:ターンの周期を短くしていくには、ターンする部分を
減らしていく。
2-2-1. ウェーデルンとは、ターンの周期を短くする
ために、回転する部分を少なくしたターン
2-2-2. ストック(ポール)を使って、回転させない部分が
回転してしまわないようにする
第三項:崩れやすい雪面を崩さずに抵抗力を引き出す
接雪圧のコントロール方法
2-3-1. 雪面からの重力の反力を接雪圧(雪からの力)
として足裏を通して体で受けることを意識する。
2-3-2. 雪とスキーの圧力の変動を少なくしてスキーを
雪面にグリップさせる。
第三章:応用技術:ターンを調節する方法
第四章:応用技術:さまざまな雪面状況に対応する方法
4-1. パウダースノー
4-2. コブ
4-3. アイスバーン
4-4. ザラメ雪
第五章:補足:おのずと決まることに囚われない