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結婚難民 (小学館101新書 3)

価格: ¥735
カテゴリ: 新書
ブランド: 小学館
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男性側の視点から、非婚化・未婚化の背景を探る ★★★★☆
本書では、1973年〜1984年前後にうまれた、いわゆる「ロストジェネレーション世代」
が、結婚適齢期を迎えているのにもかかわらず、結婚という選択をとらない/とれない
人が増えている背景について、取材や文献にあたりつつ、主として男性側の視点から
分析したものである。

本書のスタンスは非常に分かりやすい。
その第一の特徴は、現在の非婚化・未婚化の背景を「男性側」の視点から探っている
ことである。類書で、『負け犬の遠吠え』(酒井順子著)や『「婚活」時代』
(山田昌弘、白河桃子著)は、主として「女性側」の視点から書いていたので、
それらとは対比して読める。
本書では、男性に取材した結果、男性側は「結婚したい」と思っている人が
実に多いこと、そして結婚に躊躇しているのは、「結婚に難がある女性」の存在が
あることをまず指摘する。その後、今まで男性側に寄せられている主な批判である、
「男性側の責任感の欠如」や「男性側の甲斐性のなさ」については、社会情勢を
盾に反論する。

ただ、全体を通して女性の悪い点を指摘しているだけではない。
女性の大部分は「現実的で堅実で、高望みしていない」(p. 139)と述べて
いるように、男性に自信を持たせるようにむけていることも特徴の1つである。

全体のスタンスがしっかりしていてるため、読みやすく数時間で通読できる。
ただ、分析の仕方がやや粗いと感じる点もあったため、☆4つとした。
面白かった! ★★★★☆
結婚してはいけない女を13のカテゴリーに分けて分析している
点が興味深い。結婚とか度外視して考えたらこんな漫画みたいな
女性もそれはそれで面白いと思う。しかし、恋愛や結婚というの
は例えば血液型性格判断のようにカテゴライズして判断するもの
ではないのではないか。ときに何故かわからないけど惹かれるも
のがあり自分のそれまでの価値観さえもふっとんでしまったり、
まァそこまでいかなくとも相手と触れ合ううちに自分にある気づ
きがあったり相手に影響を与えたりっていうのが普通の人間関係
の中でもよくあることだ。少々理想をいえばお互いの異なる個性を
ぶつけあうところに恋愛の素晴らしさもあり、困難を乗り越え新
たな生活をつくりあげるところに社会性がはぐくまれると思うの
だが。そもそも「結婚できない」なんてうじうじ悩まず男の方も
「結婚してはいけない男」になるよう自由奔放にあけっぴろげに
面白く生きていくべきではないか?願わくば著者に自分の気持ち
を代弁してもらっているとか、慰めを感じたりせず素っ頓狂に生
きたいものだ。
てな感じで面白い本だ。
ワイドショー的 ★★☆☆☆
高評価の中申し訳ないのですが、私は好きになれませんでした。


男性からみた婚活ブームへの反論というスタンスはとてもよかったのですが、うーん内容は非常にワイドショー的で好きになれない。なんというか、著者はあんまり男性のかたを持つ気はなくて仕事が来たからそのへんの情報をテキトーに集めて本書きました!という感じがぬぐえませんでした。最後まで。「こういう変な人おもしろがるの好きでしょ?人の不幸好きでしょ?」という著者のライターとしてのあざとさも見えたりしてげんなりする所も多数。


センセーショナルな例をどこかから引っ張ってきて、読者に刺激を与えるけどアドバイスや結論はとってもテキトー。楽しむための本であって真剣に読む本ではありませんでした。既婚者が「対岸の火事」と楽しむのはいいでしょうが、結婚に悩んでいる独身男性がよんでもあまり参考にならないとおもいます。
ロストジェネレーション世代の問題だけじゃない。結婚は損か得か? ★★★★☆
男性側からの目線で様々な結婚してはいけないタイプの女性を分類し、そこから男性読者によりよい女性を見つけて、出来るだけ快適な結婚生活を送る様に薦めている本だと思うんだけど、
タイプ別女性分類はホットドッグプレスみたいだなと思ったわね。ちょいと例え方が極端な気もしたけど、そこが面白さを引き出していると思う。
そして、ロストジェネレーション世代の非正規雇用の男性の年収が200万と言う辺りは考えさせられました。何故なら、そこから結婚相手を探すのはある種の至難の業よっ。

雨宮氏のプレカリアート本に出てきた左翼フリーターの様に「男も就労待遇が女性並みになったから、経済力ある女性が男性を養うべき」みたいな情けない事を言う人も出てくるかもしれませんが、
経済力ある女性は本能的に自分と同等か、それ以上の経済力ある男性を選択する傾向が多いです。
所得の低い男性が結婚相手に恵まれないのは、何も男性側が怠惰だとか魅力が無いのではなく、「女性が本能的に強い種の保存を望んでいるから」でもありますが、
矢張り女性同士の見栄や、社会的地位の弱い女性が育児の際に働けなくなった時の思惑もあるのです。ですから一方的に女性を責めるのは理不尽です。

反面、年収が高くても「中身の無い女性」ばかりに言い寄って来られるマイナス面があるのも否めないわ。
そして、人間は若い頃は勢いで結婚出来ても、年をとると多くの異性を見てきているから逆に目が肥えて相手を中々選択できない。
こう言う結婚出来ない中年の事例は結婚相談書のアドバイザーと対談した文章を掲載すればもっと読者にヒントが与えられて良かったんじゃないかと思う。

赤の他人同士が一緒に生活する「結婚」って様々な責任を伴い大変な事業だが、その責務に対応出来ないと諦めた所得が低めの男性は「必ず就労し収入がある事」を最低条件として、
相手の女性の納得が得られる場合のみ子供が居ないうちは入籍せず内縁でもいいのではないかと思う。(所得が高い奴は普通に結婚しろ!)
しかし、内縁ならば女性側に年収103万未満なら税制優遇されると言う配偶者控除が受けられず、配偶者手当も受けらられない。ので共稼ぎをしてもメリットが無い。

私はなるべく年齢・職業に関係なく結婚をして相互協力の下に家庭を築いてほしいと思う。そうして、今のうちに既婚者ならではの税制優遇を大いに利用してほしいのだ。
何故なら、もし民主党政権になれば、年収低かろうが高かろうが独身者を中心に
【赤の他人の子供の育児手当や教育費を支払う為、独身者と子供のいない既婚者達には容赦ない増税が待っているから】だ。
既婚女性とその家庭を守る為の配偶者控除は生活費に使おうがお小遣いに使おうが、実は大きな可処分所得であり、景気刺激策の原動力の一つよね。
「配偶者控除の税制優遇」と「主に夫の給与から支払われる妻宛ての配偶者手当(約2万程貰える)」を廃止するミンス政権になれば独身者は絶対に損をするからです。
【堅実な女性はロスジェネに限らずどの世代でも確実に存在します!諦めないでください。】堅実な女性を得る為には男性自身が堅実で誠実であることが必要だと感じさせられた本です。
目新しい視点 ★★★★★
 女性の著者がロスジェネ世代の男性の取材を下に、結婚できない男性の事情を
説明し、弁護している視点は真新しかった。
 ロスジェネ世代の男性が直面している正社員、非正社員や若年層、非若年層の
労働格差にも触れられており、侮れない内容である。
 本書に挙げられた「結婚してはいけない13の女性」は、著書自ら一部の例であると
しているものの、共通しているのは「他人とは妥協できない強すぎる自我の持ち主」で
あることは頷けた。
 結婚をめぐる環境は、時代とともに変わるものであり、ロスジェネ世代とその親の
世代との環境を単純比較することも妥当でないという意見にも納得することができた。