技術者が「自分の名前」で輝くための自己マネジメント力 企業に勤める技術者に必須
 
価格: ¥0
私の「専門性」や「技術力」は高いレベルにある! 
という旨のお話を企業に勤める技術者からよく聞きますが本当にそうでしょうか? 
上の話について筆者なら以下のように質問します。 
- あなたの専門性や技術力がどのレベルなのか、社外の専門家に客観的評価をしてもらい、その評価結果をもらったことがありますか? 
いかがですか? 
この質問に即答できますか? 
この様な質問に堂々と答えられるのがユニバーサル技術者と言える方々です。 
今後求められる企業に勤める技術者とは、肩書が無くても「社内外」で通用する人材だと考え、筆者はこれをユニバーサル技術者と呼んでいます。 
そして、このようなユニバーサル技術者として必須の行動。 
それは、「社内外」での独り立ちです。 
ユニバーサル技術者として活動する筆者は、会社勤めを行いながらこの「社内外での独り立ち」の手段の一つとして学術論文の投稿を行い、
full paperとして掲載されるという成果を上げることができました。 
本書では、筆者が「学術論文の投稿」を実践するにあたり、 
研究者や技術者が重要視する傾向のある「専門性」以上に重要と痛感した、 
「自己マネジメント力」に注力して書いた本です。 
この本を読み終わった時には、自分とその周りをマネジメントすることにより、 
企業組織内で自己表現するひとつの「型」のイメージをつかんでいただけるに違いありません。 
筆者もこのユニバーサル技術者としてのマネジメント力を実践することで以下のような実績を残しました。 
- 自分の仕事に取り組める時間が500%アップ 
優先プロジェクトや雑用のこなし方進め方を実践。 
自分の仕事に集中できる時間: 1時間/日 → 6時間/日 
- 事業部において、現役社員としては初のfull paper掲載 
- わずか2年で若手社員を開発最前線で戦える技術者へと育成成功 
本書では、筆者が企業で勤め始めてから学術論文を投稿するまでの10年間という道のりの中で、「企業のサラリーマン」が学術論文を投稿する過程について、 
事前に知っておくべき必須マネジメント情報をお伝えすることを目的としています。 
そして、異なる状況下にあったとしても共通して存在するであろう「重要点」にのみ着目して書いています。 
学術論文は、掲載にあたり大学教授をはじめとしたその道の専門家に査読していただき、掲載価値があるものについて掲載許可が得られるものです。 
肩書が無い状態での専門家からの評価は技術者の醍醐味ではないでしょうか。 
終身雇用の崩壊が叫ばれて久しい昨今ですが、もし企業のサラリーマンとして経済的な安定性があるのであれば、できるだけ早く社内外で「独り立ち」をし、 
「より高いレベル」で自己表現することを目指すべきと考えます。
月々の収入が基本的に保障されているサラリーマンは、このスキルアップをするのにはとても恵まれた環境にあると考えます。 
そしてこのような取り組みが、突然の不本意な異動や解雇のリスク、業界動向の変動を生き抜くのに必要な「強靭なスキル」につながるに違いありません。 
  
本書が、社内外の独り立ちに向けた自己マネジメント法の一助になると確信しています。
尚、本書の解説、監修は、それぞれ株式会社パスカルシステム代表取締役社長 横井正之氏、
名古屋工業大学、大学院物質工学専攻の助教である松岡真一博士です。 
XX社の社員という肩書つきの状態ではなく、親からもらった自分個人の名前で各領域の専門家と戦うフィールドへ旅立ちませんか?