【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:松井孝嘉/著 出版社名:大和書房 発行年月:2009年12月 関連キーワード:シンガタ ウツ ゲンイン ワ クビ ニ アツタ しんがた うつ げんいん わ くび に あつた、 ダイワ シヨボウ ダイワシヨボウ 4406 だいわ しよぼう だいわしよぼう 4406、 ダイワ シヨボウ ダイワシヨボウ 4406 だいわ しよぼう だいわしよぼう 4406 脳神経外科医が新発見。クスリでは治らない「うつ」の新治療法!首を治せば、人生は変わる。笑顔が出てきて、人生が楽しく感じられるようになり、前向きに生きられます。 第1章 急増している自殺。原因は首の筋肉の異常にあった第2章 これでは、うつ病にされてしまう第3章 新形うつの正体。それは不定愁訴が続くと出てくる頸筋性うつだった!第4章 あなたの「うつ」は「頸筋性うつ」かもしれない第5章 首を治せば、笑顔が出てきて人生楽しくなり、前向きに生きられる!第6章 なぜ、精神科・心療内
松井先生の主張はカイロ、整体治療にも重要なヒントとなる
★★★★☆
松井先生の本を読み、「あなたは次のようなことに心当たりはないでしょうか?自転車で転倒したことがある。」という記述にぶつかったことから、大げさに言うと人生が変わり始めました。ずっと長い間忘れていたことを思い出したのです。
小学生の頃、危険な坂道を自転車で駆け下りる競争を友達とやったことがあります。坂の下は急カーヴになっていて、そこをブレーキをかけずに曲がる競争です。わたしはそれに失敗して転倒し、地面で顔面を強打しました。レントゲンを撮りましたが、骨には異常がないということで、顔のケガもやがて回復しました。しかしそれ以降、少しずつ原因不明の体調不良に悩むようになりました。多くの医者にかかり、薬をかたっぱしから飲んだのですが、結局治らないのであきらめてしまいました。
ずっと後になってカイロ、整体を学ぶようになってから、あの時、きっと頚椎にダメージを受けたに違いないと確信しました。首の筋肉が硬いことは自覚していたからです。頚椎の異常が時間をかけてゆっくり脊椎下部に伝わったに違いありません。これはよくあることです。脊椎のゆがみがきっかけで、周囲の筋肉が硬直することも珍しくありません。
胃腸下垂、虚弱体質、微熱・頭痛、うつ症状に長年苦しめられてきました。周囲の人にはこの苦しみを理解してもらえませんでした。そのつらさはよくわかります。いくら薬を飲んでも、脊椎のゆがみや筋肉の硬直は変わらないので、一時的な効果しか期待できません。
わたしは松井先生の治療は受けていませんが、高額な治療に根強い批判があるようです。しかし松井先生のお考えは基本的に正しいと思います。だったら近所で、筋肉の硬直、脊椎のゆがみを矯正してくれる適切な療法士を探せばいいのです。
東京スポーツで紹介した
★★★★★
著者の松井先生とその治療を東京スポーツで紹介した。その時の記事を転載。
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昨今急激に増えているうつ病患者。その多くは実は従来のうつ病とは原因が違うのではないか? そう看破し、首の治療によってうつ病を治している医師がいる。東京脳神経センター理事長・松井孝嘉医師はそうしたうつ病を新型うつ病と呼び、首の治療によりめざましい治療成果を上げている。現状では原因不明の頭痛や不眠、内臓の不調といった不定愁訴は多くがうつ病として治療されるが、投薬が病状の悪化を招く場合が少なくない。ところが06〜09年に松井医師が治療した不定愁訴を訴える患者382例(うつ病患者も含む)のうち、治癒したのは353例。90%を超える驚異的な治癒率なのだ。
新型うつ病の治療は首のコリを改善するべく、松井医師は温熱療法と特殊な低周波治療器を活用する。
首を温めることが重要なのだ。たとえばダイエットや冷え症にいいと半身浴が流行っているが、首には良くないのだという。
「風呂に入ったらきちんと首まで湯船につかり、濡れた髪はすぐに乾かしてください」(松井医師)
普段、首を冷やさないようにタオルやこんにゃくをビニール袋に入れてレンジで温め、それをタオルに巻いて首と頭の間、盆の窪のあたりを10分ほど温める。松井医師は首を温め始めてから30年も風邪をひいたことがないのだそうだ。
「昔は散髪したり、髪をきちんと乾かさないと風邪を引くと言われましたが、首は冷やしてはダメなんです」(松井医師)
温める以外にも首のコリをほぐすストレッチが有効だ。松井医師が考えたストレッチはいくつもあるが、もっとも簡単なのものは
1・背もたれのある椅子に深く座り、頭の後ろで手を組む
2・気持ちがいいところまで頭を後ろに倒し、30秒静止。
仕事中なら15分おきにこれを行うと首がこらずに済む。
「新型うつ病の原因が首にあることはまだあまり知られていません。首を治せば身心共に健康な状態となる。首を冷やさないように普段から気をつけてください」(松井医師)
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ストレスもよくない。ストレスをためないには笑いが一番。拙著「大人の…」はお笑い本なので、うってつけです。
大人の怪しい実験室〜都市伝説の検証
全く新しいアプローチ
★★★★☆
最近、精神疾患の診断や薬の処方について疑問を呈する書籍が目立つようになってきた。本書はズバリ、新型うつ(真性うつとは区別している)の原因は「首のコリ」と指摘する。よって、「首のコリ」を治せば、新型うつも快方に向かうとしている。筆者の理論と実践が展開されていて納得できる部分が多く空論でないことは確かなのだが、詰めが甘い・・・というか発展途上である印象を受ける。まずは新型うつに対して薬を処方するのは対症療法であり根本的な治療ではない・・・というのは確かだが、本書で勧めている「入院治療」も大きな観点で見れば「対症療法」である。患者さんは再び元の生活に戻るのだから。さらに「首のコリ」を改善するための「首に対する治療方法(低周波・遠赤外線等)」が記載されているが、「首のコリ」の原因を根本から取り除くためにはもっと様々な部位も含めた治療方法の探求が必要だと思う。例えば仙骨から頸椎までのバランスを調べるなどだ。しかし、現在の鬱治療に疑問を呈するだけにとどまらず、具体的な改善方法(のひとつ)を提示した点は大いに評価できる。