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ならず者たち

価格: ¥4,620
カテゴリ: 単行本
ブランド: みすず書房
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:ジャック・デリダ/〔著〕 鵜飼哲/訳 高橋哲哉/訳 出版社名:みすず書房 発行年月:2009年11月 関連キーワード:ナラズモノタチ ならずものたち、 ミスズ シヨボウ ミスズシヨボウ 8005 みすず しよぼう みすずしよぼう 8005、 ミスズ シヨボウ ミスズシヨボウ 8005 みすず しよぼう みすずしよぼう 8005 主権という古い幽霊が信用を喪失しているとき、政治に何が起きているのか。「ならず者」の名を導きの糸に、来たるべき民主主義の思考を展開する、デリダ、晩年の主著。 強者の理性(ならず者国家はあるか?)(自由な車輪放縦と自由-悪知恵に長けた=車裂きにされた者民主制の他者、代わるがわる-代替と交代支配と計量自由、平等、兄弟愛、あるいは、いかに標語化せざるべきか私が後を追う、私がそれであるならず者神よ、何を言ってはならないのでしょう?来たるべきいかなる言語で?最後の/最低のならず者国家-「来たるべき民主主
デリダ最期の挨拶・挑発 ★★★★☆
晩年のデリダの民主主義論。言葉づかいはさほどでもないが、各章の記述がかなり断片的というか、連続性が見えづらく難解。民主主義を哲学的に議論するためのスケッチといったところ。第一論文ではプラトン、アリストテレス、トクヴィル、ルソーそれにナンシーらの著作をもとに「民主主義」の哲学的読解に挑む。部分的には、たとえば民主主義の他者としてのイスラームとか、<兄弟愛>という観念の陥穽(隠然たる男性中心主義)とか、民主制自体に内在するアポリアの指摘など、興味深い指摘が多く含まれるが、それぞれが十分展開されないまま並置されている印象。最終章ではハイデガーの弁明にも触れられ、「救う神」というモチーフがフランス語のsalut(健康・無事を祈る、挨拶…)と対比され、締めくくられる。
おそらくデリダはここから何かの結論を引き出すことより、新たな(来るべき)思考を喚起しようとしているのではないか。そういう意味では、思考すべき素材の宝庫のような書物と言えるだろう。