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型破りのコーチング (PHP新書)

価格: ¥735
カテゴリ: 新書
ブランド: PHP研究所
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 出版社名:PHP研究所 シリーズ名:PHP新書 645 発行年月:2010年01月 関連キーワード:カタヤブリ ノ コ-チング ピ-エイチピ- シンシヨ 645 かたやぶり の こ-ちんぐ ぴ-えいちぴ- しんしよ 645、 ピ- エイチ ピ ケンキユウシヨ ピ-エイチピケンキユウシヨ 7159 ぴ- えいち ぴ けんきゆうしよ ぴ-えいちぴけんきゆうしよ 7159、 ピ- エイチ ピ ケンキユウシヨ ピ-エイチピケンキユウシヨ 7159 ぴ- えいち ぴ けんきゆうしよ ぴ-えいちぴけんきゆうしよ 7159 はたして基礎は重要なのか-有無を言わさず型にはめたがる日本的指導法。しかしそれでは一線を越えた創造力ある人材が育つはずもない。職場の息苦しさはどうすれば解消できるのか?日本ラグビー界の牽引者が語る現場の理論を、企業研修でも人気の経営学者が解読。見えてきたのはコーチングの常識を覆す教訓の数々。「指示待ち部下は上司がつくりだしてい
目からウロコのコーチング論 ★★★★☆
日本代表監督などラグビーにおいてマネジメントを実践してきた平尾氏と経営学者である金井氏との対談集である。
基本的には平尾氏が自らの経験してきたことを語り、それに金井氏が理論付けするといった流れで話は進んでいく。
平尾氏は非常に魅力的な人物で、既存の常識にとらわれずに体験をもとに自らの「持論」を構築している。

特に面白いと感じたのは、コーチが教えようとすることは教えられる側は実はたびたび指摘されていることであるが、
なぜそれを受け入れられないのかというと教えられる側の受信機の精度に問題があるからであるという。
その受信機の性能を上げるには、まずコーチの側の受信機の性能を高め、話を良く聞きいて伝えたいことに近づいて
いくことだという。
相手に教えてやるという姿勢ではなく、相手の受信機の精度を高めるという姿勢は「なるほど」と感じた。

上記のような平尾氏ならではの考え方を語っているのが本書であり、金井氏は聞き手としてそれをフォローし、
よくまとめている。
とおり一遍のコーチングではなく、さらに踏み込んだコーチングを考えていくにあたり、最適な一冊なのではない
だろうか。
ビジネスにもスポーツにも共通点が多いと感じました ★★★★☆
金井先生の著書が好きで手に取ったのですが、
平尾さんのことも好きになってしまいそうな、
そんな一冊でした。

平尾さんの持論を、金井先生が
うまく引き出すのもあるのかもしれませんが、
ほんとに自分の考えを言語化することに
長けている方だと感じました。

内容は、コーチング・リーダーシップ等、
組織と個で大切なこと。
リーダーには、機能別に、
「チームリーダー」「ゲームリーダー」「イメージリーダー」の
3人が必要であるなど、私にとって新しい発見でありながら、
なるほどなぁ、と感じる部分が多かったです。
教育の「教える」と「育てる」の両面 ★★★☆☆
 組織のリーダーシップ、コーチングを考えさせてくれる良いケーススタディだ。

 平尾の、「日本人選手にはメンタルタフネスが不足している、ここぞというときの頑張りがぜんぜん違うそうだ。当事者意識が薄い」(p.39) というコメントはバンクーバー冬季五輪の結果にも当てはまる。

 「ラグビーのような競技では、これまでのように型論で選手をコントロールするより、練習でクリエイティビティーの高い選手を育てて、ゲームでは選手に判断の裁量権を思いきって与えるほうが、強いチームをつくるには理に適っている。」(p.52)はわが日本国のコーチングにも適用されるべき。

 平尾によればコーチのアドバイスの3つのポイントは以下である。(p.137)
・ 教えることを一つか二つにしぼり、できるだけ簡略化して伝える
・ 頑張ったらできることしか言わない。
・ それが出来たら状況が激変したことを、必ず本人が実感できる。

 河合隼雄はかつて、教育には「教える」と「育てる」の両面があるのに、日本には「教師」はいても「育師」がいない、と言われたそうです。(p.162) やはり問題は教育ですね。
天性のリーダーによる実践的リーダー論 ★★★★★
名選手、名監督にあらずとは、野球界では有名な格言だが、ラグビーにおいてはあてはまらないことなのかもしれない。
ラグビーは監督が試合中にいることの許されない数少ないスポーツであり、選手への権限委譲なくしては成立しないスポーツであるからである。

平尾氏の考えは、染み込むように読み手に伝わってくる。
まず、暗黙知を言語化するのが抜群にうまい。また、過去に読んだ平尾本からの持論の進化も随所に見られ、平尾氏が持論をトライ&エラーで内省してきたことがわかる。つまり本の内容に書いてあることを、平尾氏自身も実践し続けてきたことが、文章を通して証明されているのである。

特に印象に残ったフレーズ
・三種類のリーダーシップ、チームリーダーは見切りと仕切り、ゲームリーダーは仕組みと仕掛け、イメージリーダーは危うさと儚さ
・リーダーが為さないことを一生懸命為すことで、メンバーは自分で自分に報酬を与えるようになる。
・コーチングとは教える側の発信機ではなく、いかに教わる側の受信機の精度を高めるかがポイント。相手の受信機を高めるためには、こちら側の受信機の性能をあげれば良い。

まだまだラグビーの監督としても活躍し続けていって欲しい人材である。
実践家と学者の違い ★★★★★
平尾氏の考え方が面白い。
やはり実践に基づき、日々考えているからだろう。
チームリーダー、ゲームリーダー、イメージリーダーの3タイプが1チームには必要であるという持論も面白い。
また、リーダー像も今と昔で異なるという。
集団指導から個別指導へ。
スポーツに限らず、組織運営など日々取り組んでおられる方にも一読をお勧めいたしたい。