インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

人は誰もがリーダーである (PHP新書)

価格: ¥735
カテゴリ: 新書
ブランド: PHP研究所
Amazon.co.jpで確認
弱みさえ強みにする組織づくり ★★★★★
著者自身がラグビーを通じて経験してきたこと、昨今の日本のスポーツ
(サッカーワールドカップや個人競技)等から読み取れるコーチと選手
の関係から、「強い組織」へと生まれ変わるための組織作りを鋭く読み
解いている。

著者の言う、

自立した環境
  ↓ 
強い成熟した個
  ↓
強い組織

というものは、決して目新しい考え方ではないかもしれない。
しかし、著者自身が試行錯誤を積み重ね、「弱み」をも「強み」と変えて
強い組織を作り上げてきた思考や方法論の説得力は他の追随を許さないと
しか言いようがない。

環境がめまぐるしく変化し、オーケストラ型組織からジャズ型組織へと変貌
を求められるビジネス界においても非常に大きな意義があるはずである。
自分・他人の「得意」なことは何なのか? ★★★☆☆
○読み始めたきっかけ

 部門マネージャーとして、スタッフの能力向上・モチベーションアップ
・業務管理についてどうすればいい成果が得られるか、日々考えています。
会社の業績はやはり「社員」が個々人の能力を発揮し、「部門」内で積極
的なコミュニケーションが必要だと考えます。

 そんな中、リーダーシップ関係の書籍に興味があって読み始めました。

○心に残る言葉

一転突破。全面展開。

→自己の弱みを強みにするのではなく、もともと比較優位にあることをもっ
と伸ばし、そこを糸口に他の方面に進む。身体が小さいが、足が速ければ、
速力を武器にする。身体を大きくすることは考えない。戦術やチームのとり
まとめがうまければ、選手ではなく、参謀としてチームを導く。 

人にアドバイスをするときは、「ワンポイント」だけ。あれもこれもと欲張
らない。

○どんな人に読んでもらいたいか。

 元々ラグビーの日本代表の主将を務めていたので、当然、学者ではありま
せん。よって、内容は全て自己の経験から学んだことばかりです。理論的な
リーダー論ではなく、経験からのリーダー論を勉強したい人にお勧めです。
現場のリーダー向けの本と思います ★★★★★
リーダー・指導者など上に立つ者がいかに組織をまとめ上げ育てていくか。理想論ではなく、弱点のたくさんある普通の人間がどのようにして組織の中で自分を、他人を、部下を生かすことができるか。過去の体験談を踏まえながら説得力のある話が展開されます。特に、現場の最前線で仕事をしているチームリーダーやリーダーになろうとしている人にはお勧めと思われます。
いま求められるのはフットボール型の組織 ★★★★★
有名なラグビー選手、監督であった著者が、まず組織力をベースボール型(攻めと守りがはっきりした中で力を発揮するスタイル)とフットボール型(攻めと守りが瞬時に入れ替わる激しい変化の中で力を発揮するスタイル)に分けて、今フットボール型が求められていると語り始めます。

フットボール型では個々のプレーヤーの現場での判断が求められ、そのためには自らの意思で目標や課題に取り組もうとする「内発的モチベーション」を強く持ち、自分で考え、判断し、行動できる「強い個」であることが必要と説いていきます。

では「強い個」を育てるためには何が必要か。著者は「弱い自分を知ること。弱みを強みへ転化することができて初めて人は『強い個』たりうる」と答えます。

著者も高校、大学、社会人、全日本と進むたびに不安と挫折を何度も経験し、それを乗り越えて成長したそうです。

その経験から不安と真摯に対峙しなければ、そこからの発展はないと断言。

「不安とは、訪れる未知なるものへの恐怖であり、それがどんなものか想像を巡らせることによりさらに増幅される。自分の置かれている状況を見つめ、自分と対話する中でどこまで落ちるか「底」が見えてきたときに初めて不安は払拭される。」

まず弱い自分・不安を受け入れて、それで良いか自分と対話して「新しい自己」を発見する。それを繰り返して「強い個」に発展すると。

次に「強い個」を持ったチームを率いるリーダーには何が必要か。その答えは「キャパシティ」。キャパシティは、異質なもの、対立するものを排除するのではなく、取り込んでいく力。清濁あわせて飲み込む度量、寛容性がリーダーには必要であり、そこから答えを導かなくてはならないと。

この他にも個々の力を引き出すためのコーチングなど、中間管理職の私には本当に読み甲斐のある新書でした。