戦闘機の航空管制 航空戦術の一環として兵力の残存と再戦力化に貢献する (サイエンス・アイ新書)
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戦闘機は最前線における防空の要ですが、これを支えるのが航空管制です。緊急発進ではすみやかに戦闘機を発進させ、帰投時は疲労困憊したパイロットの操縦する戦闘機を安全に着陸させなければなりません。有事の際は、機体が損傷していたり、パイロットが怪我をしていたり、燃料が不足していたりするケースも想定されます。このような緊急事態で航空管制が果たす役割も説明します。また、陸上基地とは異なる航空母艦で、どのように航空管制が行われているのかも解説します。
●目次
はじめに
第1章 戦闘機と航空管制の関係
1-1 航空管制は戦闘機の発進・帰投を支援する
1-2 戦闘機の性能・装備によって航空管制も変化する
第2章 戦闘機の飛行空域と飛行場
2-1 戦闘機の飛行のための空域
2-2 飛行場に必要な施設
2-3 掩体壕の構築
第3章 戦闘機の航法・通信システム
3-1 衛星を利用して自分の位置を知る
3-2 衛星を利用して進みたい位置に移動する
3-3 GPSの測位精度を上げる
3-4 戦闘機の通信手段
第4章 戦闘機の飛行支援
4-1 多数機同時発進と多数機同時帰投
4-2 彼我不明機に対する緊急発進
4-3 平時における戦闘機の「有視界飛行」訓練支援
第5章 IFR(計器飛行方式)による進入と着陸の訓練
5-1 IFRの戦闘機に対するターミナルレーダー管制所の管制
5-2 RNAV(GNSS)方式による管制
5-3 「PAR誘導」に代わる「LPV進入」
5-4 気象急変に欠かせない「スペシャルVFR」
第6章 航空母艦の航空管制
6-1 「動く滑走路」への着艦
6-2 全天候における航空管制による支援
第7章 緊急機の管制
7-1 戦闘機は常に危険と隣りあわせ
7-2 緊急事態発生時の管制の役割
7-3 緊急事態発生と対処
第8章 各国の戦闘機の運用
8-1 戦闘機の仕様は「軍事戦略」が決める
8-2 戦闘機の目的別種類
第9章 最新の戦闘機
9-1 第5世代の戦闘機
9-2 第4世代機のグレードアップ戦闘機(第4.5世代)
おわりに
英文略語の意味
ほか
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