クーデターに至るまでの思い
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12.5事件編の描写がたまらないですね。もともとオリジナルはセリフが多く、漫画化するのは大変なんだと思いますが、よくまとまっています。けど、よくまとまっているものは、それ以上ではないということもよくいわれてしまうことですが、その中で、このクーデター編の描写は面白いです。本編は武の視点の身で固定されているので、「あるはずであるマクロの全体」が実は抜け落ちていて、そこを自分なりに再構築できる人はいいのですが、そうでない人は、わかりにくい場合もあるかもしれないですが、、、こちらの漫画ではそれがトータルバランスよく描かれていて、そこがたまらない面白さを感じさせます。オルタやりこんでいるので、オリジナルのシーンがあると、すぐわかるんですよね(笑)。そのカットの意味とかも凄く考えてしまうので、、、。そういう意味では、本編よりも、全体のマクロのバランスよく描こうとする姿勢が凄く好きです(すでにこの巻でイスミバルキリーズも出てきますものね)。
時折入るオリジナルのコマが堪らなく良い
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望蜀の下界編が本格的になりました。この後はクライマックスにあたる冥夜の説得シーンから月詠中尉と沙霧大尉の死合(試合ではない)まで、同編ハイライトへと続きます。同じく国を憂い、人類の未来を信じるが故にあえて違う道を歩む人々の心情、どう表現してくれるのか今から楽しみです。
コミックではオリジナルには無い、いや、有ってもおかしくないがゲーム制作時には時間的に入れるのが無理だろうなーというストーリーが、話のラインを更に盛りあげるようにとても効果的に挿入されています。しかもそこが心に響く。メディアミックスとして非常に上質なのが嬉しいところです。まさにゲームという地からにじみ出した「間」を掬い取るというヤツでしょうか。
時折入っているカットも妙にくるものがあります。なかやわはた氏のレビューにある真那様の絵もその通り。此処に描かれている月詠さんはいったいどこの世界の存在なのでしょうか。「許されざる者」「許されざる者平行世界」編へと続く時にこういう事を考えるとなんか感慨深いものがあります。
「米軍機に告ぐ―――英語などクソ食らえ」
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痺れました
小声でうお〜っと言ってしまいました
堪らん!!
そんな感じです・・・
内容の話になりますが物語はクーデター事件の話真っ最中です
ゲーム中では分かりずらかった人にかなりお薦めできます
特に沙霧尚哉の行動が細かく?そこそこかも?いや、けっこうかな?・・・書かれています!!
今までに比べて戦術機が多く書かれていてメカ野郎必見です
細部の細かい描写がよく書かれていてファンなら安心して読むことが出来ると思います
描写といえばキャラの描写ですが迫力が以前より増して凄味を感じさせてくれます
ただウォーケンさんは普通でした・・・
また、レビュータイトルにもなっている
「米軍機に告ぐ―――英語などクソ食らえ」
ですが気合いが入っているように感じますが出来ればもう少し大きく書いて欲しかった
でも好きな1コマです
・・・後、アングルのせいなのかな?
武ちゃんの顔が少し・・・変わったような
特に鼻が・・・前巻に比べると別人とまではいきませんがちょっと違う気がします
・・・最後に
1ページ目の真那様の絵ですが・・・・・・心に何か来ました
新規で買う人は1巻から買わないとまず話についていけません
原作を知らないのならば原作「マブラヴ オルタネイティヴ」をプレイしてみ(ry
ますます盛り上がる蒔島オルタ
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巻を重ねるごとに確実に画力が向上し、特に今巻は12.5事件編と言う事もあり、戦術機のクオリティが格段に良くなっています。
「こちらは米国陸軍第66戦術機甲大隊だ」
と颯爽と登場したF-22ラプターの編隊には痺れる事請け合いですよ。
物語の方も戦術機VS戦術機の戦いを絵を破綻させる事なく書き上げていて、氏の画力向上を益々実感させてくれます。
ゲームのコミカライズでここまでおもしろい漫画は希有なので、是非長期連載にしてほしいと切に思います。
あ、あと巻末のおまけ漫画?でかすみのB地区解禁されてますんで、ファンの方は必見すよ!