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鎌鼬(普及版)

価格: ¥5,250
カテゴリ: 単行本
ブランド: 青幻舎
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:細江英公/写真 土方巽/舞踏 出版社名:青幻舎 発行年月:2009年11月 関連キーワード:カマイタチ かまいたち、 セイゲンシヤ セイゲンシヤ 4128 せいげんしや せいげんしや 4128、 セイゲンシヤ セイゲンシヤ 4128 せいげんしや せいげんしや 4128
鎌鼬 ★★★★★
新品同様の状態でした。梱包も安全で今後も安心して取引できます。ありがとうございます。
日本写真史上、重要な作品 ★★★★★
オリジナル、復刻版も持っておらず、断片的にしか観たことがない私が言うのも気が引けますが、日本写真史上、大変重要な一冊だと思います。
写真をどう見せるかという作業は写真家として、大変意義深いものではありますが、それ以上に、被写体の舞踏家「土方巽」の存在感に圧倒されます。動くはずのない写真の中の疾走感、こちらが視線をはずした隙に、こちらを睨みつけられ、罵声をあびせられ、嘲笑されてるような錯覚さえ覚えます。
物陰に潜み、こちらを覗き見、辻に現われては奇声を発し、消え去る、一陣の風。鬼、入道、小僧、坊主、森羅万象、あらゆるものに神が宿ってる、日本古来の言い伝え、伝承、信仰の具現化、しかも鬼気迫る土方巽のパフォーマンスの至高の一瞬を余すことなく収められています。
もちろん、作家、演者の主題は、そんな私の思考の及ばないところにあるとは思いますが、ひとつのイメージから受ける物語性は、観ているこちらの頭の中に容赦なく広がります。
石井輝男監督「恐怖奇形人間」で見せた怪演もさることながら、残された土方巽の記録としても、避けられない作品です。
深瀬昌久氏の「鴉」という写真集がありますが、この「鎌鼬」のイメージに憧れ、追い求め、振り払い、それでも何かを掴み撮り、出来上がった作品のように思います。少なくとも、後に深瀬氏は「西瓜を食べる土方巽」を撮影してるように、間違いなく、敬意をもっていたと思います。
余白等の「青」の配色というのも合ってると思います。
普及版とはいうものの、この装丁、この内容でこの値段、大変満足です。