明らかに誰のもでも確認できる証拠に基づいたデータは一考に値します。ここ3年、連続で起こっている日食がアブの月1日（ユダヤ暦における）であることは、その月の持つ意味合いを考えると畏怖に値します。一読の価値は十分あるとみます。

非常につまらない。聖書の紹介にしても、前からある説が
ほとんど。
聖書を独自に解釈してると特定の宗教団体について述べているがそれはこの作者にも当てはまる。聖書は聖書そのものを
読むのがいちばん面白い(いかにとんでもないかよくわかる)。トンデモ超常現象99のヨハネ黙示録のページと合わせて読むのをお勧めする。

本書に書かれている内容（６９ページまで）は、著者も紹介しているように、アメリカの熱心なクリスチャンの間ではかなり話題になっているようだ（イギリスではほとんど聞いたことがないが、やはりアメリカは良くも悪くも宗教熱心な国だと思う）。私自身もNasaのホームページで、この内容が果たして本当なのか、半信半疑で調べたことがあるが、確かに本当だった。宗教やキリスト教に一切関心のない方でも、せめて６９ページまでは読んで頂きたいと思う。ここまでは解釈ではなく、単なる事実を書いているからだ。ユダヤ暦は日本でいう旧暦なので、祭の日は年ごとに異なるのだが、それに見事に符合して月食が起きるというのは、どういうことなのだろう？ユダヤの祭のヘブル語での意味は、”リハーサル”と言われているが、ユダヤの祭には予言的な意味があるのだろうか？株式投資についても少し触れているが、私の個人的な知人で大手証券会社で証券分析をしている人も、このようなサイクルについての話をよくするので、それほど唐突な感じは受けなかった。
１２５ページ以降は主に聖書についての内容だが、キリスト教に関心のない方でも、教養を身につけるぐらいの気持ちで読んで頂きたいと思う。イギリスのオックスブリッジやその他５００年以上歴史のある名門大学では、神学は（驚いたことに）非常に人気のある分野である。他学部の学生も、神学のModuleをよく受講していた。それだけキリスト教は欧州の人々の中に根を下ろしているし、日本の国際化には宗教の素養が欠かせないと痛感させられた。しかし聖書自体は一番新しいものでも２千年前に書かれたものなので、さっと読んで理解出来るような代物ではない。その意味で、本書の２２６ページ以降などは、読み物としても面白いし、ユダヤ・キリスト教の良い入門書になると思う。私自身も、もっと若い頃にこういう話を聞けたらな、と率直に感じた。