関心を引き付ける目的で「クラウド」と題名に入れている本
★★☆☆☆
わかりきったようなことばかり書かれていて、「これは使える」と思うことは
ごくわずかでした。一番納得したのは「ビジネス書はガンガン読み切って捨て
る!」という項目でした。だって、この本自体が、一度読んだら捨てちゃって
いい本(というより買う価値のない本)ですから。
この”仕事のスタイル”を持った仲間が欲しい
★★★★☆
TIPS集に見えますが、
一つのワークスタイルを提案している本だと思います。
ビジネス書を読み漁っている者からすると、
一つずつの内容に目新しさは多くはありませんでした。
また、タイトルからぱっと想像するような、
IT技術をバンバン駆使してクラウド化してます!
みたいな本でもないと思います。
しかし、この本全体に書かれていることを実践している人間は
少なくとも自分の周囲にはいません。
そんな人が仲間に一人でもいれば、
職場環境が変わるかもしれないです。
それは、この本を貫く考え方として、
「いかに効率的にビジネスに取り組み、
チームとしての生産性を高めていくか」
という人材像が明確に意識されているからではないかと思います。
その意味で、ただTIPSを覚えるのではなく、
目線を上げて仕事の「スタイル」を変革することを
提案されている本だと感じます。
いくつか知らないTIPSもありましたし、勉強になりました。
「これからの新入社員の教科書」
★★★★★
自分の立ち位置を確認できる本だと思います。
この本の良さはとにかく
「いますぐに」「無料で」実践でき、
進歩を実感できる点にあると思います。
さらに作者の実践に基づいた考察が盛りだくさんで
refinedされた内容に感じました。
意識高くsmartに働きたい新入社員や若手社員にとっては、Good!な教科書でしょう。
internet,iphoneからworkstyle,workplace
そしてproject managementにいたるまで
幅広く網羅してあるため、新たな気づきは必ずあります。
また、domesticなメーカーや食品、インフラ系など
旧態依然とした会社が多い業態で働いている方は、
周囲で新しい取り組みをしている人が少ない環境にあると思うので
良い「薬」になりますよ。
ただ、日ごろから自分の仕事のスタイルを磨き、
new technologyを取り入れる意識の高い方には
平易な内容と思うかもしれません。
(レビューでもすでに実践済みというものもありますね)
作者は貪欲に新しいことを実践しているようなので
今後ますます面白い著書が出てきそうです。
書いてる事、実は体得していた(笑)
★★★☆☆
どんな内容かなと読んでみましたが、
PCで仕事をしてる人なら、殆どが体得していると思います。
新しい発見はないんですが、PCでの作業に慣れていない人や新人さんにはお勧めかもしれません。(新卒の方、大学生なら使えてるかも・・・)
”効率よく、生産性を高める・・・そして定時に退社”
これまでの日本人の仕事論は徹底した「寝るな!食うな!休むな!」の徹夜主義だったから、時代は変わった?ような気がします。
クラウドに関する記述は少なめ
★★☆☆☆
タイトルにはクラウド仕事術とありますが、残念ながらクラウドとは全く関係ない仕事の基本に関する記述もあります。
例えば、プロジェクトマネジメントについては、全員のタスクが一覧できるツールを使うようにというTipsが載っていますが、MS-Projectを使えば自動的にそうなるでしょうし、それ以前にクラウド(ネットの向こう側)を使ったプロジェクトマネジメントの事例ではありません。
もし、この本のタイトルに合わせるなら、地理的、時間的に離れたメンバーがプロジェクトにいた場合にどのようにクラウド的に、あるいいはクラウドサービスを使ってプロジェクトを進めるかという記述になるかと思います。