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ヘルプマン!(8) (イブニングKC)

価格: ¥1
カテゴリ: コミック
ブランド: 講談社
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介護をたのしめる日本にできれば ★★★★☆
マンガ好きな自分なのですが、このヘルプマンのシリーズ、内容が生々しいので疲れているときに読めなくてほとんど読んでいないのですが、勧められて8巻だけ読んでみました。

…話の内容は、あるとき突然、知らないうちに認知症になっていた母親が家にやってくることからはじまります。認知症からの問題行動に追い詰められた兄弟が、耐えかねての行動でした。

…病気っていう突然の事件を医者として日々相手にしていると、老いや病気に向けて準備する難しさを感じます。「効率的」につくられ変化する余裕のない生活は、老いや病気であるとき急に崩壊する。変化にたえられないから。

老いるとか、病気になるとか。
ほんとうは、生きている限り当然のこと。

でもその当然のことと、共存できない。

もちろん、姥捨て山、などがあった昔だって共存は難しかったはずだけれど。

でもその変化と共存できたとき、ほっとする空気がある。

介護って生々しいし報酬低いしたいへん。「くさい」「きたない」と眉をひそめる人たちもいる。けれど、いきいきそれと向き合っているひとたちがいて、そしてそのひとたちの周りにはほっとする空気があって。

この本を読んでいると、そんなことを感じたりしました。
誰もが考えなければいけない問題 ★★★★★
8巻の主人公は中堅企業の中間管理職・小宮誠一 49歳。
実家は弟夫婦が継ぎ、父は3年前に他界し母は元気に畑を耕している。妻の仕事も順調。子供は専門学校生。郊外の新興住宅地に一戸建てを購入して穏やかな日々を送っている。
「高齢社会・介護問題」とマスコミは煽りすぎじゃないのか?と思っていた。
弟夫婦が脳梗塞から認知症になった母の介護に疲れて、自宅の前に母を捨てていくように置き去りにする日までは・・・

ある日突然、認知症老人の介護をしなければならなくなったら家族はどうなってしまうのだろう?
これは日本人全体が真剣に考えなければいけない問題だと思う。