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ヘルプマン!(1) (イブニングKC (70))

価格: ¥540
カテゴリ: コミック
ブランド: 講談社
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面白いと言ったら語弊があるでしょうか ★★★★★
介護関係の職場で事務をしています。
仕事に役立てるためと、介護は自分にも降りかかってくる問題なので
既刊13巻まで読んでみました。

面白いと言ったら語弊があるでしょうか。
ヘタな専門書よりずっとわかりやすく介護の現状と介護に携わる人たちの本音が
描かれています。

介護保険の不備、虐待、老人の性、外国人介護者の受け入れ、ケアマネ、介護学生、
孤独死、認知症、介護職員の待遇といったことがマンガならではの特性を生かして、
ものすごくリアルに疑似体験できます。

百太郎や仁の理想主義な行動は現場で働いている人たちが読むと辛いだけかもしれない。
でも、13巻ではそういう百太郎の考え方に、理想だけでやっていけるのか? と
問題提起しています。

老いや病気、障害、死といったことに対して、私たちは今まで目をそむけ、今が
楽しければいいと、まるで「アリとキリギリス」のキリギリスのように生きている
ような気がします。

生きていく上で必ずぶち当たるそれらのことに、きちんと向き合わなければいけない。
それが当たり前のことなんだと気づかされる本です。
現実に切り込む鋭いマンガ ★★★★★
惜しいです。本当に。ヘルプマンという題名も、表紙も、なかなか人を引き付ける引力がないからでしょうか。この漫画を手に取る人は少ないように思います。

でも、専門用語満載の、難しい福祉の本より、この本はずっと役に立つような気がします。老人介護が、小難しい文章上のことだけじゃなく、身につまされて感じられ、本当に役にたちます。
実際に、うんちやおしっこを漏らしている老人、それを体をはって世話する人たち、それでも暴れる老人、息子のことさえ、誰だかわからなくなる老人・・・・・そんな姿が赤裸々に、躍動感あふれる絵で描かれています。マンガだからと、馬鹿にしてはなりません。むしろ、視覚的に威力のある絵を伴った、マンガだからこそ、近いうち介護が身に降りかかるかもしれないと知りながら、何と無く知るのが面倒で避けている人たちの目を、開かせることができるのではないでしょうか。
巻ごとに、本当に実際にいるようなキャラの濃い老人たちが出てきて、それぞれに暗闇や悲哀を感じている様が、実にうまく描かれています。ヘルプマンこと、情熱にあふれる百太郎だけが、現実離れして熱く、善意のかたまりのような人間ですが・・・それ以外は本当にリアルだと思います。

私も自らの父のことに置き換え、身につまされて介護の問題を感じました。
ぜひ多くの人に知られてほしい本ですが、手に取られにくいので、本当に損をしていると思います。
介護なんか関係ないわ、という、若い学生でも、早いうちからこれを読んで損をすることはありません。読みながら涙の止まらなくなるマンガを、久しぶりに読みました。
実に面白い! ★★★★★
偶然見かけて購入しましたが実に面白いです。福祉業界を描いた漫画では(自分が知る限り)ここまで赤裸々に、それも現実を描いたものはなかったと思います。それだけに共感しました。同業者、関係者に読んでほしい、オススメです。
脱力 ★☆☆☆☆
恐ろしい程のリアル。十年以上も介護の仕事に携わって来て、描かれているような様々な事を経験してきました。 私は今疲弊して、介護から離れようとしています。 百太郎の言う事は全くの正論。疑う余地は無いです。 でももう私には続けられない。 自分は鬼なのだろうか?壊れてしまった人の世話を最後までできないのは。 読まなければよかった。誰もが彼のように出来る訳ではないと思うのですが。 ここまでやらないと介護職員として失格、と言いたいのでしょうか。 しばらく立ち直れそうにありません。
日本人必須の書 ★★★★★
介護福祉士の方からこのマンガのことを聞き、
読み始めると、1巻から9巻まで一気に読んでしまいました。
取材が徹底しているので、とても実際的な内容になっています。

たとえば認知症の高齢者が徘徊して脱糞して自ら便まみれになったり、
家族と他人の区別がつかなくなり、すっかり別人のようになってしまう高齢者など、
実際に、周囲でいらっしゃるので、そうした高齢者の介護などにおける、
家族の想像を絶する、気が狂うほどの疲労まで、リアルに描かれています。

そんな、今にも壊れてしまいそうに限界にある方々を助けるのが、
ヘルプマンの仕事。
しかしながら、介護福祉士や、ヘルパーさんたちが仕事をする、
施設や訪問介護の現場では、常に人手不足で、そこにもあえぎがあります。

また、行政による介護保険のシステムの中で、介護される側とヘルプマンの側との
スケジュールの調整に追われるケアマネージャーの苦闘は、まさに現場の叫びでした。
経済的、人材的、時間的に、あらゆることの調整が必要なのですが、
その仕事量のために、じっくりと介護のプランを立てることの難しさや、
介護保険が足かせになって、必要な時に、必要なだけの介護がスムースに受けられない
高齢者が多い現実に、これからさらに増える介護の問題について、考えさせられることになります。

フィリピンなど、他国の事情についても触れられていました。

そんな大変な介護の現場ですが、それでも、相手にしているのは、
これまで家族を支えてくれた、国の発展に貢献してくれた、生きている人間なんです。
記憶は薄らいでいても、感情は敏感になっているケースが多いようです。
年老い、介護される側になった高齢者たちに、愛情と敬意をもって接するとき、
そこに思わぬ感動が、しばしば生まれるといいます。
離職率の高い、介護の仕事の現場から離れられない人が言うには、
高齢者と接していて、満たされる瞬間が必ずあるそうです。

誰もが、自身の親を介護することになる可能性があり、
誰もが、いつか年老いて、介護される側になる可能性があります。
現在すでに、介護をしている方も無数におられます。

そのように、誰もがしっかりと認識しておきたい、
そんなことが、いっぱい詰まったマンガでした。

単行本の帯に、家庭科の教科書に採用されました、
と記してあるのを見て、うれしくなりました。
優しさ世代でもある、今の若い人たちにこそ、
読んでほしいなと、そう思いました。
MARKET ★★★★☆
老人介護について。現実を見せられた感じです。介護する側される側高齢化な時代、きっと少なくともどちらかは自分も経験するでしょう。勉強になります。