ヘルプマンを読んで
★★★★☆
一度は読まないといけないと思っていました。今回思い立って五巻までをはりこみました。読んでゆくうちに、漫画、ストーリイだからどうしてもテンポが速く、ご都合主義なところも感じましたが、それ以上に思いました。「くさか里樹さんはなんでこんなにわかっているのだ」という衝撃です。
私の仕事は介護士です。介護のプロですがこの漫画ほども考えられず、実践できていません。スタンドプレイはするべきでないと思いますが、それ以上に行動しないことがいけないのでしょうか。
印象に残ったシーンがあります。4巻39ページです。漫画家、プロの表現者はなんとすばらしい表現ができるのでしょうか。高齢者の内面をきれいに描いておられます。僕らは今まで直視できなかったことです。どうか今後もいろんな漫画を描き続けてください。
仕事を続けるにあたり、インスパイアを受け、心温まる思いを受けました。何より介護も「くさかさん」の手にかかれば物語まで昇華するのですね。感銘を受けています。ありがとうございました。