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夜離(よが)れ (新潮文庫)

価格: ¥460
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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良くも悪くも女性を意識し過ぎなのでは…。 ★☆☆☆☆
結婚に憧れる女性を取り巻く心情を描いた短編集である。微妙な女心を描いたサスペンスである。

全ての話に恋愛要素が絡んでおり、一見すると嫉妬から来るものだと思われがちである。しかし、それは自らのアイデンティティを形成している“何か”が崩壊した時に人は“ズレ”を感じ自分を見失うのではないだろうか。

男性目線と女性目線では見方も感じ方も異なる印象を受けると思われる。女性にオススメの一冊です。
女の怖さのオムニバス ★★★★☆
怖い、けれど自覚してない(それがもっと怖い)女たちの物語です。
筆力のあるこの作者ならではの、「地に足の付いた恐怖」が楽しめます。

しかし、「内容」の「祝辞」の説明が完全にネタバレになってますよ・・・。(本の裏表紙にも書いてあるけど)
これを読まないで本文を読んだ方が、最後に「ええっ!」となるのに。
女性は怖い・・・。 ★★★☆☆
女子大は出たけれど就職難で就職先も決まらず、腰掛かけ程度の軽い
気持ちで始めたホステス業。のめりこんでしまったが、平凡な幸せを
望み、平凡なOLに戻った。そしてある男性と出会うが・・・。
表題作を含む6編を収録。

同性の私が言うのもおかしいが、この作品を読んでつくづく女性は
怖いと思った。笑顔の中に潜むねたみや憎悪、そして残酷なまでの
冷淡さ。特に「髪」という作品は印象に残った。自分より劣っていると
思う人間に対しては寛大な気持ちになれるが、立場が逆になると・・・。
怖い!
この作品に出てくる女性たちは、平凡な幸せを求めていたはずでは
なかったのか?それが、どこでどう狂ってしまったのか?そう考えると
哀れさも感じる。女性の心理を見事に描ききった作品だと思う。

続きが気になる本です。 ★★★★★
どの物語も、誰でも一度は感じたことがあるだろう嫉妬や憎悪をテーマとしているだけに、妙に引き込まれてしまいます。怖いと思いながらも続きがとても気になります。主人公の心情描写も細かくてわかりやすいです。
女性の何気ない日常の策略や憎悪のサスペンス ★★★★☆
 本書は6つの物語が収録されている短編サスペンス。どの物語も、女性の何気ない日常の策略や憎悪がサスペンスとして描かれています。乃南アサらしく、女性のありふれた日常生活のちょっとした狂気を見事なまでに作品で浮き彫りにしており、どの作品も読みながらゾクゾクとする憎悪が描かれます。幸せになるために、自らを破滅に追い込む主人公の姿は短編ではあるものの、存在感たっぷりに仕上がっています。