熱湯でお淹れください。時間は30～60秒。茶葉の量は約3ｇ。熱湯で淹れるとフラワリーな香りが際立ちますが渋みも時間とともにやや強くなってきます。四煎ぐらいまで香りが立ちます。お好みで渋みを抑えるには、①茶葉を減らす。②お湯の温度を下げる。③浸す時間を短くする。　いずれかでお試しください。

四月に摘まれた新茶は瑞々しく、水分をたっぷり含んでおります。一晩寝かすことで余分な水分を除き、少し手を加えて醗酵を促すことで、花のような心も休まる不思議な香りのお茶になりました。

微醗酵茶には抗酸化作用のある「茶ポリフェノール」が緑茶の数倍も含まれており、また、このお茶は微醗酵ですので、花粉症等アレルギー疾患に効能があるといわれる渋みの成分メチル化カテキン成分はほとんど失われることなく残っております。

屋久島醗酵茶はすべて有機JAS認定の大崎農場で作られています。

屋久島の温暖な気候は虫たちの繁殖にも適しており、茶葉も虫の被害からは免れられません。しかし、虫に傷つけられた茶葉からは外敵から身を守るために、ファイトアレキシンというポリフェノールが作り出されます。傷ついた茶葉を醗酵さすことで、このファイトアレキシンが“旨み成分・香り成分”へと変化していきます。「沙羅」はこのような自然との共存共生の中で産まれた醗酵茶です。