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初恋 (角川ホラー文庫)

価格: ¥540
カテゴリ: 文庫
ブランド: 角川書店
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:吉村達也/〔著〕 出版社名:角川書店 発売所名:角川グループパブリッシング(発売) シリーズ名:角川ホラー文庫 発行年月:1993年07月 関連キーワード:ハツコイ カドカワ ホラー ブンコ はつこい かどかわ ほらー ぶんこ、 カドカワシヨテン カドカワグループパフ 0946 かどかわしよてん かどかわぐるーぷぱふ 0946、 カドカワシヨテン カドカワグループパフ 0946 かどかわしよてん かどかわぐるーぷぱふ 0946
もう少し長い時間をかけて恐怖を感じられればよかった ★★★★☆
職場結婚をして平凡で中くらいの生活に満足している男の職場に、突然お弁当が届けられた。そのお弁当を送ってきたのは中学生時代に一度だけキスをして以来会っていない女性だった。
1993年は、まだストーカーという言葉が認識されていない時代だったが、これはまさしくストーカーによる犯罪である。なぜ自分が被害を受けなければならないのか、次にどんなことをされるのか分からない恐怖が見事に描かれていて怖かった。ただ、あまりに展開が早すぎたため、恐怖を感じるのもあっという間だったのが残念だった。もう少し長い時間かけて恐怖を感じられれば、もっと楽しめたと思う。
さくっと読めます。 ★★★☆☆
1時間半ほどで読み終えました。
話はさほど濃くありませんし、文章も読みやすいのでさらさらと読み進めることができます。
ストーカー行為の行く末はどうなるんだろう?という興味で引き付けられますが、凝った結末や驚きの展開もなく、ある程度予想しながら読めるかもしれません。
殺人シーンはありますが、決してグロくありませんし、ホラー小説やサスペンス物を読みなれている人なら、物足りない感もあるかと思います。



おぞましさの中の甘ずっぱさ ★★★★☆
これ、私は好きです。
ネットなどで見受けられる評の中には「暇つぶし程度の価値」といったものもありますが・・・。
たしかに平易な文体でさらっと読める小説ではありますが、決してそれだけではないと思います。
どこまでも常識的な人生のレールから逸脱しないことをモットーとして生きてきた幸せな男の前に現れた、かつての同級生。このヤンデレヒロイン?克江の描写が奮っていて存在感があります。冴えなくて人にどんどん押しのけられていそうな、道の真ん中も歩けなさそうな気弱な女の子の抱えていた狂気、抑圧されているからこそ生まれた執念は、常軌を逸しているのに変なリアリティがあります。
その後の経緯はともかく、みんなから侮蔑されてポツーンとしている少女時代の克江の姿は、本を閉じた後で「クラスにこんな感じの子がいたなぁ・・・」と思わせ、特に少女時代が灰色だった女性には、痛ましくも懐かしく思えるのではないでしょうか。

また二人の故郷の埼玉の田舎の学校の描写も、郷愁にあふれていて印象的です。
よくもまあ ★★★★☆
「初恋」という誰もが甘酸っぱいものを連想するタイトルで、
こんな恐ろしいスリラー小説が書けたもんだとつくづく感心させられました。
ちょうど雛形あきこさん主演の、「ストーカー・誘う女が」放送されてた頃に
この作品を知ったのですが、いや、この小説に比べたらこんなドラマ、てんでたいしたこと無いですね。
自分的に一番印象的だったのは、主人公の勤める会社にストーカー女から電話がかかって来たときの
回想シーンで、主人公が、中学時代のことを思い浮かべるわけですが。
恐怖とともに、初恋の初々しさを感じさせる、なんとも奇妙な気分にさせられました。
だけど、少しぐらいは救いのあるラストにしてくれても良かったんじゃないかなぁ?
あと、なぜ女ストーカーが主人公に恋をしたのか?
その辺の経緯が、全く描かれて無かったことに、少し不満を感じました。
フフ... ★★★★★
実際にありそうな話である簡単に言うとストーカー。サッカーのストライカーとは違うのである。偉いチープな表現ではあるが、読んでいる最中、笑ってしまった。人は極限状態になると笑ってしまうという事を誰かが言っていた。まさにそれではないのかな と思う。そして鳥肌がたった という表現がピッタリである。よくどーでもいいフジテレ女子アナとかすぐいなくなるアイドルなどが「鳥肌がたっちゃいました〜」とか言いやがるが、だったらみせてみろといいたくなりますよ。そんなのとは違う鳥肌。あとタイトルがいい「初恋」まさにそのまんまですが、やはり幽霊ホラーよりもリアルな人間ホラーの方が圧巻しますね。