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孤高のメス [DVD]

価格: ¥4,935
カテゴリ: DVD
ブランド: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
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何と云っても堤真一の抑えた演技が秀逸 ★★★★★
名利を求めず、ただひたすらに患者の生命を救うことにエネルギーの全てを注ぐ医師の正に孤高な(しかし朴訥な)姿を堤真一が好演。夏川結衣や柄本明など脇役陣の演技も光っており、泣けました。

それにしても、臨場感溢れる手術のシーンとそのBGMが都はるみのド演歌という組み合わせは妙味十分。上司の杜撰な施術指示で、ある魚屋の主人を死なす結果となった若手医師が、当麻の生体肝移植に参加した後、魚屋を訪れて彼の娘と再会するシーンもジーンときました。週末の夜更けにでもじっくりと観たい映画です。
繰り返し見たくなる貴重な邦画 ★★★★★
役者陣の好演も光りますが、ストーリーがすばらしいです。

田舎の病院に来た凄腕外科医、というとなにか極端な演出があったり、極端な英雄役に描かれてしまいそうですが、
まっすぐに患者のためを思い出来る限りのことをやろうとする、まっすぐな医師が描かれています。
それを良く思う人たち、不快に思う人たちとの駆け引き、やり取りが描かれていますが、
院長、理事長と現場の看護士が味方についてくれていていますので安心してみることが出来ます。

臓器移植に対しての法律や世間の考え方などについても時代考証がしっかり出来ていると思いますので、
今改めてみると「時代もかわったなぁ」と思いにふけってしまいました。

こんな志をもった医師が増えれば、医療現場も患者を取り巻く環境もどんどん進化していけるのだろうなと思います。
現実世界では難しいこともたくさんあるとは思いますが、すくなくともこんな心をもった医師が世の中に評価されていく社会になればすばらしいことだと思います。
なんども繰り返し見てしまいました。
派手ではないのがいい ★★★★★
 新聞でこの映画の広告を見た時「この映画はぜひ映画館で観なくては!」と反射的に思い立ち見に行きましたが、果たして良かった。
 舞台は1980年代の地方病院。大した技術も向上心も無い医師が漫然と手術を行い、補佐する看護婦(と、あえて言います)もやる気を失くしかけている。そこへアメリカ帰りの医師が赴任してきて…と、ネタバレになるので話の筋はこれくらいにしますが、総じて派手さはありません。しかし、それがかえって主人公の「凄さ」を感じるとれる要素となっているのかもしれません。
 堤真一さんはこの主人公を演じるにあたり、手術に用いる縫合キットを自宅にまで持ち帰り縫合の練習をした、とどこかで聞きましたが、手術シーンは流れるような手技の連続で、思わず見惚れてしまいました(ちなみに私は外科医でもなんでもありません・笑)。またもう一つ唸ったシーンは、手術前に手と腕を洗い終わったあとのタオルで拭くところ。通常私たちが行うような拭き方ではないのですが、ここの澱みなく何回も行っているかのようなその動きは、映画そのものにリアリティを与えているように思われます。
 夏川結衣さん演じる看護婦と主人公のやり取りもまた、後からジワジワ来るような面白さがありました。
先生が魅力的 ★★★★★
堤真一演じる当麻先生のキャラクターがとても魅力的です。
飄々とした態度ながら、その執刀センスは神レベル。偉ぶることなく、暑苦しくなく、観ていて実に爽快です。
今まで観た堤真一の中で、一番はまり役かも知れません。

医療ドラマですが、話は分かりやすいです。 笑いあり、涙ありで老若男女が楽しめる作品だと思います。
俳優たちの演技が素晴らしく、とにかく夢中で観ていられる ★★★★★
とある田舎町の市民病院を舞台にした話。
意識の低い医師たちが無責任な行為を繰り返し、
モチベーションの下がったスタッフたちの元に新しい医師が転任してくる。

筋書きそのものはありがちで非常に王道的だが、
それを支える俳優たちの演技が素晴らしく、とにかく夢中で観ていられる。
特に主人公である医師は裏がなく、安心して感情移入できるし、
それを取り巻く登場人物も敵ばかりではなく、
味方になる人が多いため、嫌な気持ちにさせられることがない。

登場人物に無駄がなく、最初から最後まで綺麗につながるデキ。
ひねりはないが、まさに「いい邦画」のお手本。面白かった。