私は友人に進められてH2Oを見ましたが、
全体的なバランスとして最高の作品でした。
最初はコメディに思えるのですが、
背後の設定が段々とシリアスに変わっていくのが分かり、
一話に一度は感動できるシーンがあります。
また、中盤では声優の演技が見所です。
作画ではあまり表情が分からない分、物語が重視されて
深く考えさせられる作品だと思います。
最後まで見なければ、ただの美少女アニメにしか思えないかもしれませんが、
どのキャラにもスポットライトがあたり、最終回まで見た日には
物凄い感動を覚えます。是非購入してみてください。

枕のデビュー作となるゲームのアニメ化です。
まず、原作のゲームの方ですが、内容は部落差別をテーマとしてかなり重いです。
それでいて文章力が乏しいのでけっこうきついです。
それにくらべてこれを映像化したアニメ版は非常に見やすく、わかりやすく、入っていきやすくなっています。
アニメ化の成功例でしょう。
アニメ化も差別や地方の閉鎖社会の表現が出てきますが、さすがに地上波なのでゲームより軽めになっています。
それでもイジメのシーンなどは酷く、庇護欲をかきたてるものがあります。
しかし、構成が良いので、あまり重くならず、楽しく見れます。
また、ヒロインたちがどれもかなりかわいく作画も良いので萌え作品としてもたらないでしょう。
まだ放送中なのでストーリーが最後どうなるかわかりませんが、かなりクオリティの高い作品です。

　世界観が正に「村」なんですよね。
　筆頭に人間関係、そして社会組織、及び、主人公の周りの価値観と倫理観。
　だから、親しい間柄なら徹底的に親しいが一旦「村八分」と決めたら、それも徹底的。
　（「ひぐらしの鳴く頃に」もどっちかと言うと、これかなぁ・・・）
　私が感心しました事は、その世界観の組み方に独創性があり現実性がある。
　現実性があるって言いますのは、ぶっちゃけまして、地味なんですよ。
　例えば、イジメに関しても衝撃的なイジメではない。
　実に陰湿的なイジメ
　敢えて言うなら、「実際に起こりそうな事」が画面上で実際に起こっている。
　そこに現実性、リアリティの高さを感じます。
　
　あとは作画をＤＶＤまでに直してくれれば、私は全力でこの作品を推します。

一言で言うなら、まさにソリッドジュブナイル・ルネッサンス。

3文字で言うならソジル。

その目で確かめなさい。

それと提供の馬は、DVDでは是非とも収録しないでいただきたい。

1人の女の子がみんなからゴキブリ扱いされ、先生も助けてはくれません。
水をかけられたり、男子に囲まれグーで顔面を何度も殴られるシーンもあります。
内容はシリアスで、オープニングテーマもエンディングテーマも中身にあっているような感じがします。

しかし、CM前後のアイキャッチはコミカルで次回予告も内容とは無関係でおもしろおかしい仕上がりになっています。
不要なパンチラシーンなどもあり、全体的にいじめを軽んじている印象だけが残り不愉快でした。