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アフリカのことがマンガで3時間でわかる本―多民族がひしめく無限の大陸 (アスカビジネス)

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本
ブランド: 明日香出版社
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アフリカ問題のお手軽本 ★★★☆☆
今年は横浜でTICAD(アフリカ開発援助会議)が開催されるというので、雑学を得るという目的で購入。確かに3時間で読み切れました。知らなかったことがスナップショット的に見開きで記載され読みやすい点は確かです。しかし、南部アフリカ、特に南アに力を入れる割に、仏語圏アフリカの記載が乏しかったり、中味についても、相当に怪しい記載が散見されました。感覚的に、旅行者が自分の体験を元に一般的な情報で書いたという印象です。あくまで、「こんなもの」という割り切りで読まれればよいと思います。 企画・意図は良いので、改訂版があるとすれば、その筋の専門家にコメントしてもらえばどうでしょう。 JICAの専門家でアフリカに行っていた方などに依頼すると、わかりやすさを犠牲にせず、事実関係の誤りを正してくれるのではないでしょうか。
作りは雑だが、面白い ★★★☆☆
パッと開いたページでいきなり誤植が目に飛び込んでくるくらいだから(笑)、内容の信憑性は推して知るべし。
明らかな誤植じゃなくとも、地名や人名の表記が同じページの中ですらバラバラだったりと、作りはお世辞にも丁寧とは言いがたい。

でもまぁ、この本を元にアフリカについての学術論文を書こうという人もいないだろうし、我々が十把ひとからげに「アフリカ」と呼んでいる地域について知るための入門書としては、とても読みやすく、最適な本の一つだろう。

何より取り上げる項目の目の付け所がいい。
アフリカへの中国人の進出や、ワールドカップの開かれる南アフリカについてなど、アフリカにあまり縁のない日本人でも興味を持ってもらえそうなネタにフォーカスしつつ、かつ我々があまり知らない国々についての知識もちりばめてあり、アフリカ全土を(さすがにすべての国とはいかないが)ほぼ網羅する内容となっている。

お勉強本というよりは、気軽な雑学本といった感じだ。
まったく何も知らないね、われわれは、あの巨大な大陸、偉大な大陸、愛すべき人々の栄光と悲惨を ★★★★☆
「マンガで3時間でわかる」というといかにもお手軽本みたいですが、しっかりした内容の好著です。国際関係の網目にまきこまれつつ激動をつづける大陸の諸地域の現状を、わかりやすく解説してくれます。東京に住んでいても、むかしみたいな「アフリカ系アメリカ人」じゃなくてアフリカのアフリカ人を見かけたり接触したりする機会は激増していますが、ユーラシア大陸各地や中南米各国とおなじ程度に、これからもアフリカとの関係はいっそう緊密になってゆくことでしょう。いろいろなトピックを見開き(左ページにマンガ、右ページに解説文)で教えてくれる本書ですが、その点、冒頭に置かれた「中国の経済進出」の話はとりわけ興味深いものでした。「たとえば、1990年頃、南アフリカ共和国に住む華人はわずか五千人だった。それがアパルトヘイト廃止後、大陸からの移住者が増え、現在は20万人を超えるまでに膨れ上がっているという」。各国の地下資源に狙いを定め、巨額の融資により石油の購入権を獲得し、建設現場の労働者として自国民を送りこみ、ハイテク機器から日用雑貨までなんでも売りこむ中国の全面的進出の激しさが、よくわかります。ヨーロッパ帝国主義による分割の傷痕を深刻にひきずったまま、「国際」的な利権と市場の攻撃にさらされて、アフリカはいまもズタズタにされつつある。暗澹たる気持ちになりますが、その反面、あふれる色彩と光と音響と踊りも、つねに創造/再創造されているのでしょう。ふしぎなふしぎな大陸です。もったいないのは表紙のデザイン。まったくおなじ内容で、書名とデザインがちがっていたら、と空想せずにはいられませんでした。帯(的部分)にある「ドイツの雪辱は南ア共和国で晴らせ!」は、別にここに入れなくても潜在的読者の購買意欲にはまったく関係ないのでは。別に本書に限ったわけではないのですが、日本の出版物は総じて小手先で売れる売れないが左右できるという幻想に立って演出されていることが多すぎる。