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フレッシュ

価格: ¥1,785
カテゴリ: CD
ブランド: SMJ(SME)(M)
Amazon.co.jpで確認
   いかれきった『There's a Riot Goin' On』に続き1973年にリリースされた本作は、まさにタイトル通りのフレッシュさで多くのファンを驚かせた。前作にあったけだるく偏執狂的なサウンドは薄れつつあり、それに代わって、のんきなまでの楽観主義が「If You Want Me to Stay」「In Time」といったトラックのすべての音で輝いているように聴こえる。そして、新加入のラスティー・アレンとアンディー・ニューマークのリズムセクションに支えられ、バンドはルーズでファンキーな音を奏でている。また、ドリス・デイの「Que Sera, Sera (Whatever Will Be, Will Be)」のカヴァーにはスライの偏屈なユーモアが再び姿を現している。ただ残念なのは、このあとスライが二度と本作の半分も"フレッシュ"なアルバムを作らなかったことだ。(Dan Epstein, Amazon.com)
カラッと明るい? ★★★★★
暴動も好きだけど、フレッシュも何度、心を救ってくれたか。
流れているだけで、おっコレかっこいいね〜と体が反応するようなイントロは、めったにないですけど、このアルバムの1曲目は、まさにソレ。
明るく、おうちでのBGMとしても聴けるし、実は、前作同様とまでは言いませんが、一人で深夜に深いところまでいける一枚だと思います。
みなさんご指摘のように、フレッシュはバージョン違いがあるんですけど、どっちも私は好きですね。
実はこれ別テイク盤でした ★★★★★
2007/5に紙ジャケ・リマスターで発売される為、かどうか知りませんが
この'91年盤は品切れとなっています。
が実はこの'91年盤CDは別テイクのマスターが使われていました。
発売当初は話題になりました。
これは国内盤のみ(US盤はすぐ正規テイクに差し替え)だったので
今後世界的なレア盤になる可能性もあります。
(最近まで売ってから販売枚数は多いでしょうが)
聴き比べると正規テイク(他国盤)よりさっぱりした感じです。

なので今後紙ジャケが出ても持ってたほうが良いですよ。
当然紙ジャケ盤は正規テイク使用でしょうから。
"In Time"という可能性 ★★★★★
前々作"Stand"、そして前作"There's Riot Goin' On"はソウルミュージック界における歴史に残る作品であった。そしてそのアルバムと肩を並べSlyの3部作と言われている今作"Fresh"。前2つの傑作に比べ音楽業界における革新性は薄いけれど、ファン達の間でも特に人気のあるアルバム。あまりにも両極端すぎる"Stand"と"There's Riot Goin' On"に比べ、比較的聴きやすいポップさがこのアルバムの人気の理由かもしれない。
前作"There's Riot Goin' On"の制作途中でベースのLarry Graham、ドラマーのGregg Erricoが脱退。そして今作はリズム隊にAndy NewmarkとRusty Allenの2人を加え制作が行われる。僕は思うのだけれど、多分この2人にメンバーが交代していなければこれだけの作品は出来上がっていなかったと思う。確かにLarry Grahamは伝説的なベーシストではあるけれど、この2人はSly Stoneが頭の中で描いたイメージを『忠実に再現』出来たプレイヤーであり、変則的なリズムを構築する上で2人の存在は欠かせないものであったと思う。

シングルで発売された"If You Want Me To Stay"、Doris Dayが歌った名曲のカバー"Que, Sera, Sera (What Will Be, Will Be)"、クールなファンクナンバー"Babies Makin' Babies"等聴き所は沢山あるけれど、やはりこの作品で特筆するべき曲はオープニングの"In Time"であり、2人のメンバーが新加入した真骨頂はここにあると思う。Slyの天才と呼ばれる所以はそのサウンドの革新性にあると思うのだけれど、この曲に関しては今現代に聴いても新鮮でいて、さらに先に進んでいる感じもしてしまう。妙に気だるいギターのフレーズが印象的なイントロから、歌が入った途端に巻き起こるタイトで激しいポリリズムの嵐。ベースとギター、ホーン、そしてドラムのハイハットが空間を埋めるように交差され、とても口に表せないような見事なアンサンブルを組み立てている。そこで生み出されるサウンドはとても鋭く、ピンと張りつめたような緊張感に満ちている。

ただ、僕が思うのはこの作品が制作されている時、既にSlyの麻薬依存はかなりの重症で、一時死亡説も出る程のものであった。そして70年代後半から始まるSly Stoneの度重なるカムバック劇で何度もファン達の期待を裏切ってきたのは、この作品の所為ではないか?と思う。前作"There's Riot Goin' On"で彼は音楽業界における革新的なサウンドは全て出し尽くしたと思われる。だが、このアルバム"Fresh"という作品の残された可能性がSlyという天才を生かし続け、そして彼の転落ぶりを余計に強調してしまったように思う。"If You Want Me To Stay"の過去のライヴ映像を見て悲しくなった。そこには既に生気を失った目をしたSly Stoneが覇気無くぼんやりと歌っていた。Slyの時代は既にこの時終わっていた。だけどこんなに素晴らしいアルバムを創り上げてしまう事が一時代を手にした天才の悲しむべき才能だったのではないかと僕は思う。
"Are you funky?" ★★★★★
サックス担当のPat RizzoがAndy Newmarkを紹介した時のSlyの第一声が" Are you funky?"だったという伝説がある。

ベッドで横たわったまま20秒あまりAndyのドラム・プレイを聴いたSlyは、いきなり跳び起きて、他のドラマー候補者を全て断ったとか。
そのくらい、Andyのプレイは凄かった。このCDを聴けば誰もが納得する。

ちなみにAndyは、その後、Quincy Jonesのオーケストラの一員として来日したこともありましたっけ。

リズム・ボックスの多用、黒っぽいサウンドのチョッパー・ベース、白人のドラマーという構成は、グラハム・セントラルステーションにも引き継がれたが、このアルバムのクールなファンク・サウンドは格別。さすがSlyです。

ファンク奥の細道 ★★★★★
ファンク金字塔『There's a Riot Goin' On(暴動)』のひたすら下に沈みこむダウン系FUNKから一転、
新たな凄腕メンバーの演奏の中で煩悩を解放し、ジャケ写の如く嬉々として跳ねるSLYの姿がある。

特に一曲目の「In Time」は、いつ聴いてもFRESH!。時代を超越して輝き続けるマイ・フェイバリット曲。
SLYのボケ味たっぷりのキーボードに、鋭く切れ込むアンディー・ニューマークのスネア&ハイハットが
尋常でなく凄い!(必聴)。イナタいという形容がピッタリ♪。間の美学を感じさせるFUNKの傑作。

別テイクの国内盤では聞けないコーラスやおかずの入ったコチラ正規輸入版を、個人的には強くリコメンド♪