欠点もあるけど許容範囲
★★★★☆
何人かのレビュアーの方が、
ロジックの穴と手がかりの不自然さを指摘なさっています。
たしかに私もその箇所に不自然さを感じましたが、
終盤に示される露骨な手がかりに気づけば真相に迫る事は可能なので、
個人的には許容範囲だと思います。
現にゲスト解答者の多くが、その手がかりから正解に近い答えを出しています。
要所要所に横溝的なガジェットを混ぜた遊び心が楽しく、
犯人特定の手がかりも上手くて良かったと思います。
シリーズ中では評価が低い方との事なので、未見の作品を見るのが楽しみです。
突っ込み所が多すぎて、推理力より想像力が必要
★★☆☆☆
安楽椅子探偵シリーズ第五弾。
はっきり言って、シリーズの中では一番の駄作(第七弾は未見)。今までの作品は突っ込み所もあれど、基本的には真相に納得のいく作りだったが、今作は一気にクオリティが落ちた。フェア、アンフェア以前に、解決編の結論に到達するための推理に必要な分の情報が提示されていない。そのため前提条件が曖昧なので、その後の推理の可能性がいくつも考えられ、最終的には推理力より「想像力」が試されるような内容になってしまっている。
また他のシリーズ同様、「意味深なだけで無意味」な情報が多く、変な風にミスディレクションされてしまうのも難点。推理の可能性(選択肢)が無駄に広がってしまうので、裏読みし出すとキリが無い。
完成度としては、ON AIR>1>3>2=4>>>5といった印象。
※※※↓以下、突っ込み所。伏せていますが、少し解答のヒントになるかも知れないので、見たくない人はスルーして下さい※※※
・例えば、包帯男の存在。目立ちたくないなら普通はサングラスに帽子を被るくらいで良いだろう。○○していた訳でもないのに、何で顔全部を包帯で覆う必要があるのか?余計不審者として目立つだろうに。また、そこまで見つかりたくないなら、どうして真昼間の皆がいる場にあんな所から○○しようとするのか?他に入れる場所は無かったのか?○○に○○を渡したいだけなら会った時に顔を見せていれば済んだ話。「他に入れる場所は無かった」という情報提示が無いから、その行動の不自然さが際立つ。○○に付いていた○○も最初から残ってた○○の可能性があるのでは?
・○○○に入れた○○を○○した時間についても同様で、○○○に入れずに○から放り出しておく事も可能なので、それなら○○○に入ってなくてもおかしくない(あの時間帯なら外に出る人間もいないだろうし)。鐘田が殺された状況も曖昧すぎて推理の仕様がない。何故あんな時間に○○に行ったのかとか、携帯が鳴っていた理由もはっきりしない。そもそも「いなくなった」事にしておきたいのに、何故着信音で所在が知れる携帯を処分しなかったのか?何故弁護士は納屋に入ったら携帯を切るのか?などなど、突っ込み所や曖昧すぎる設定だらけで解答編が唯一無二の結論とは到底言い難く、他にいくらでも可能性が考えられる。
面白かったです
★★★★☆
問題編を何度も見て、大体の目安で解決編を見ましたが見事に外れました。
1作目ほどの驚きはありませんでしたが、読解力さえあれば誰でも解けるように作られていることに驚きました。
少々アンフェアな部分もあると感じましたが、勘の良い人ならば作者の意図に気付くのかもしれません(私には無理でした)。
まだ1、2作目とこの作品しか見ていないのですが、他の作品も見てみたいですね。
前田亜季さんのファンには絶対オススメ!
★★★★★
どうして役者さんのセリフが関西弁かと思ったら、関西系ABC放送で2003年に放映されたドラマだそうで、このシリーズは初めて観ました。
推理編と解決編の2部構成で、特に解決編はコミカルで面白いです。解決編の前田亜季さんはこういった演出にはあまり慣れていない?のでしょうか、いまいちノリ切れていない印象を受けましたが、そこがまた良くて、めちゃくちゃかわいいです!
出演者全員が怪しく、頑張って推理したのですが犯人は最後までわかりませんでした。
少々間延びした感があるのは、視聴者にじっくり考えてもらうための演出だったのでしょう。ドラマとしてはとても面白い企画だと思います。
成長されてからの前田亜季さんのファンという方は絶対に買いですね!!
つまらなかった
★☆☆☆☆
シリーズ最低のできです。謎解きはいつもにまして強引だし。ドラマ部分に笑える仕掛けがないっつーか、滑ってハズしてる感じだし、痛くて見られなかった。謎解きもコメディーもみんな中途半端でした。綾辻の著作は全て持ってた私なのに、売ってしまいました(涙)。