毎年9月~10月にかけて、長崎県平戸では季節風(あご風)がくるとあご漁が行われます。
激流渦巻く平戸瀬戸で、獲れた新鮮な飛魚(あご)の幼魚を一尾一尾、頭とはらわたを取り除き、当店特製の秘伝のタレに一昼夜漬け込み、前味をととのえます。
あご本来の旨みを、最大限に引き出すために、約3日~4日間 天日で干し飛魚のタンパク質が、旨み成分のアミノ酸に変わるまで、じっくり時間をかけて、仕上げていきます。
この見極めとこれからの焼き加減が、熟練した平戸のあご職人しかなせない匠の技です。丹念に焼き上げた逸品は、真似の出来ない極上の珍味に仕上がります。