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「わかる」のしくみ―「わかったつもり」からの脱出

価格: ¥1,890
カテゴリ: 単行本
ブランド: 新曜社
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実るほど頭を垂れる稲穂になろう ★★★☆☆
「わかる」とは、筋(文脈)が通っていて矛盾がないことと著者は定義
しています。

僕もよく本の感想に「わかった」と書くけど、本を読む前から「わかった」
と思っていたことも多いです。
つまり、後になって「実際はわかっていなかった」と判定するけど、その
前までは自分は「わかった」と意識していたわけ。

このような状態を、著者は「わかったつもり」と定義して対策を紹介して
います。その対策は、自分が「わかったつもり」で不十分と気付くこと。
要は、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」の精神でしょうか。
分かったような気がします ★★★★☆
分かっていないのに,分かったかのように思えることって,沢山あるんだなと感じました。特に,ばかの壁じゃないけど,自分の常識が,全て正しいものではないという立場でないと,いけないと言うことを感じさせてくれました。意識改革のできる本です。ばかの壁を読んだ後,是非読んでみてください。
言われてみれば ★★★★☆
私達は多くのことをわかっています。しかし、それは本当にわかっているのでしょうか?わかっていると思っていても深く突っ込んだ質問をされると実はわかっていなかったという経験をした事が皆さんありませんか?この「わかったつもり」の状態がなぜ発生するのか、そしてそれがなぜ問題なのか、どうやってその状態から脱出するのか。この本では、文章の理解を例にとって「わかったつもり」について考える事ができます。おそらく教育関係者やそれをめざしている方が主な読者となるのでしょうがみなが陥りがちな認識の落とし穴について書かれた本ですので普通のビジネスマンなどが読んでも参考になる本だと思います。ただ、残念なのは一段上の認識を持つレベルの高い教師役がいることを前提としている様で、実践においてはその教師の役割を果たす人が常にいるわけではなく、その点について記述が有ればより良かったと思います。