将来は山奥に家を建てて自給自足の生活がしたい…なんて思っているアナタは、この本を見て打ちのめされればいいと思います。
ええ、私は打ちのめされました。

７６年にイギリス人が書いた本の翻訳ですが、８３年初刷で私が持っている１０刷で９０年ですし、現在でも刷を重ねているそうですから、私みたいな変わり者が多いのですね。私家庭菜園をちょろっとやっているのですが、５０００坪の農場なんて考えられますか？自給自足ってそんなに面積がいるんだってまずあきらめちゃいますが、この本はまず面白い博学ですね。生活や農業って基本の他は実際やってみないと解らないわけですから、この本はまさにバイブルってな感じです。でも日本で５０００坪って・・・・

イギリス人にして自給自足生活、というか実に伝統的な生活スタイルを研究し実践している著者によるＨｏｗＴｏ本（？）。多分この著者は言いたい事はいっっぱいいあるのだろうけど、あえてそれは書かずに美麗なエッチング風のイラストで具体的なテクニックを羅列しているところが大人、まさにジョンブルの鏡。　開墾から生活術、果てには家作りまでが解説されているのに、ちっとも難しくなくそれどころか楽しくて一気に読んでしまうという凄い本です。

名古屋発祥の遊べる本には必ずある本はこの本なのかな？

題名の通り、自給自足の手法を解説しています。
こんな事まで自給できるのかと驚く物も沢山ありますよ。範囲が広すぎて個々の解説が概略的になっている嫌いもありますが、全体を俯瞰するという意味では読んでみる価値は十分あります。