モネの庭を様々な面からていねいに解説
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モネが自分の絵の題材によく取り上げた自宅の「庭」とはどのようなところなのだろう、とつねづね思っていました。この本はその問いに、モネがここに住んだ経緯、草花のこと、現在維持されている様子など、様々な角度からていねいに答えてくれます。庭やその草花のきれいな写真が多く付いているので、それを見てモネの絵の雰囲気を思い出すだけでも楽しめます。また、モネの絵とその題材になっている庭の部分の写真を並べて紹介しているページなどもあります。著者自身が写真をとっているためか、本全体に本文と写真がぴったりくる感じです。モネは43年間もこの庭を造り続けたということです。モネにとっていかにこの庭の存在が大きかったかを感じることができ、そしていかにこの庭自身が生き続けているのかを知ることができる本です。