あえて聞きたい。「こんなラストでいいのか?」
★★★★☆
作品としては、13話を入れて、体裁よくまとまったのでしょう。ようやく違和感のあったEDの「底なしに明るい歌」につながった感じ。
特に13話は「金かけてるな〜」という印象が強かったです。作画等のレベルも高かったし。
だからこそ、あのラストでいいのか、制作者側に問いたい。最後のモノローグがなければ初期設定が台無しになるし、しかもその説得性を
語る内容には具体性を持たせずに、世界の危機性を具体的に観た者が語る......声優の「力」に頼りすぎてはいないだろうか?
(もちろん、「膨大な世界観や設定を見せつければいい」というものでは無いですが)
間違いなく滅亡へと向かう世界。それはリアルでも変わりありません。
だからこそ、13話ラストでのモノローグは重く感じるはず。
...じゃあ、12話の「アメージンググレース」は何? 13話で「音楽」は結局無力だってことになっていませんか?
最後の言葉に、もっと説得力を持たせる構成をして欲しかった。それができるのが「アニメノチカラ」だと思いますが。