極上の音色
★★★★★
間違いなくフルートデュオのCDとして最高の名盤であろう。プレイヤーはランパルとラリュー、共にフランス出身の巨匠である。
二人ともパリ音を卒業し、ランパルの父であるジョセフに師事したこともあってか息はピッタリ◎ かつ枠にとらわれない流れるようなフレーズを聴くことが出来る。
また本人達はこの録音ではバロックという事を考慮してか銀製の楽器を使っている。(ジャケではランパルは金に見えるが壁の色が反射しただけ)そのため普段よりも落ち着いたそれでかつ繊細な音色となっている。特にラリューの音色は格別である。
あまりにも華麗な演奏のため、聴き始めると聴き入ってしまい勉強に手をつけられなくなりテストで赤点をとってしまった経験があった…ともかく、これは絶対買いである。