カウントダウン開始
★★★★★
すでに12巻レビューをしていますが、あくまでそれを抜きにしての感想。
ルイズが自分の虚無の才能を家族に打ち明けるわけですが、
それに関してのやり取りでのルイズの父親がかっこよかった。
それとルイズの母親すごすぎ。
才人はというと、再び訪れたティファニアによって
自分が忘れていた元の世界の記憶を思い出すのですが、
そのときの才人の心は・・・。
政局に関しては7巻終わりから伏線が張られまくっている現状況ですが
今回もまた伏線。今まで出てこなかったロマリアがここに来て聖地獲得へ動き始めたり、
ガリアが強力な秘密兵器を登場させてきたりと、
今後大きく変化しそうな情勢にハラハラドキドキ。
ラブの部分に関していえば、フラグが1本折れてもう1本。
アンリエッタ女王のフラグが降りて一安心かと思いきや、
今度はタバサが新たに争奪戦に参戦の予感、特に最後のほうを見ているともう・・・。
こちらも良い意味でハラハラドキドキの感じです。
本編再開が13巻なわけですが、すべての面で物語が大きく動いて欲しいです。
追記:ティファニアの使い魔っていったいどんなのが来るんだろう。
タバサ参入
★★★☆☆
ガリア国に潜入し、首尾よくタバサとタバサの母を救い出した才人とルイズたち。ゲルマニアのキュルケの元で休息をとる一行に、王女アンリエッタから、ルイズの故郷、ラ・ヴァリエールへ行くよう手紙が届き...
今回のテーマは「家族」といったところでしょうか。ルイズとルイズの家族、才人と才人の家族へ、故郷への想いがつづられます。普段は気づくことのない家族への愛情、亡くして初めてわかる日常の大切さ、そして、そんなふうに感じることのできる心が、何かに操られているとしたら...今回は結構大事なことが語られているのですが、しっかりラブコメになってしまってます。そして、終始流されっぱなしの才人も、最近のへなへなぶりが少し抜けて、ましになったような。最近、ルイズも才人もぐにゃぐにゃになりすぎたので、作者がちょっと修正したというところでしょうか。そして、10巻でキュルケが抜けた代わりにタバサがしっかり、才人の女性関係に参入したようです。次は、ティファニアですかね、アニエスですかね...
これからの展開に期待大
★★★★☆
全作品通して誤字が少々多いのが気になるところですが
それはストーリー自体とは関係がないので深くは触れません。
今回、ちょっとサイト君が予想外でした。
立ちつつあったタバサフラグも確立する模様で・・。
ただ自分はあまり三角関係やら(もはや多角関係と言うべきか)が
あまり好きではないので、もう少しルイズとの恋路を
すっきりさせてほしいかなと思っております(笑)
本作品を読んで気に入ったのはキュルケ。
現在とてもいい位置にいますね。
ルイズに恋愛のイロハを教えているキュルケは
姉御キャラで大いにGJ!!
次回策はルイズのサイトに対する出方と
タバサの心境の変化に期待大です。
二人の関係とは何だ?
★★★★☆
ベタなファンタジーでありながら、今回もエロい電波がばんばん出てる『ゼロの使い魔11』。
さて、今回はガリアからタバサを救い出したルイズが、国の法を破った罰として鬼母から折檻されるという話。
なんじゃそりゃ。
まあ、それはプロローグに過ぎず、物語は本筋に向けて、大きな流れに向けて、動き出す。
虚無の使い手と使い魔を巡る争いの兆しが、徐々に形をとっていく。
この辺りは丁寧なストーリーテリングで、自然と引き込まれていく。
オーソドックスであるが、やはり先が気になる。
その中で、サイトとルイズの関係が変わっていく。
もう一度、最初に立ちかえって、魔法使いとその使い魔の関係まで戻って、二人の関係とは何かと問掛けるのだ。
ホントはもっと元の世界が恋しいんじゃないのか?
ルイズへの気持ちも含めて偽りの作られたモノじゃないのか?
こういう展開は、軽い語り口ながら、ポイントポイントでグッと来る。
お互いの不安な気持ちがよく分かるもの。
それを乗り越えてそれでもやっぱり…、ていう展開はやっぱり萌えました。
そんな中でも、終盤に向けて物語は勢いを持って転がり出す。
一気に戦いに突っ込まれ、その中でサイトの思いにシンクロさせられるわけです。
自分に出来ることに気付くわけだ。
『自分の手の届く範囲にあるものを守りたい』
つまり、そういうことなのだ。
王道だが、心に響く決意だ。
ほんと、ちゃんといい物語してます。
さて、まだまだ、話が広がりそうな感じがひしひしとして、次巻がを待つのが楽しくなってしまったよ。
少数派のご意見かもです。
★★★★☆
とりあえず、アンリエッタとルイズがこれ以上喧嘩しそうにないので、一安心。
お姫さまは、何かまた別の方になびきそうですが……ルイズとサイトの取り合いやってどろどろしてくれなければ、問題なしです。
あと……キュルケがルイズのあれこれ世話焼きに拍車がかかって、個人的には大満足です。とりあえず、あれですねえ。至極個人的な意見なのですが、女の子キャラでも男のキャラでも、恋の争いをするよりも、お互いの恋を応援をしてあげるとかそういうのも好きです。
今回、サイトが家族への想いが出ておりまして……結構ぐっときました。家族、友情、師弟、そういったフレーズは非常に好きなんですよねえ。ラブコメがメインのゼロの使い魔ですが、そういった方面もきちんと描かれているので、好感がもてます。
あと、なんかなあ。マリコルヌにも相手できないかな。もういっそ、すげー美人だったりすると面白いんだけど。