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日本列島の誕生 (岩波新書)

価格: ¥840
カテゴリ: 新書
ブランド: 岩波書店
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日本列島を造った地球のダイナミックな動き! ★★★★★
 日本列島がどのようにして誕生したか。プレートテクトニクスの理論は大まかには知っていたが、本書を読み、納得。
 まず、著者の語りが理路整然としていて、とても分かりやすい。図も豊富で、分かりやすい先生から授業を受けているような安心感がある。
 なおかつ、新書にしては内容豊富、この本1冊で日本列島誕生の仕組みが大かた理解できる。
 地球の、太古から連なるダイナミックな地殻活動に、自然の驚異すら感じる。
 地学に興味のある人、必読。
地質学の楽しさを堪能させてもらいました ★★★★☆
日本列島は、いつごろどのようにして生まれたのだろう、そして、どのような歴史を経て、今のような形になったのだろう? 

地質学には素人のぼくでも、ときどきそんなことを考える。そして、この本を読んだ。地質学のものの見方や考え方のおもしろさ、楽しさが堪能できる1冊である。

著者はまず、四万十帯や黒瀬川構造帯など、不思議な地質構造を持つ地帯の謎を提示する。そして、その謎を解くための仮説やデータを示しながら、著者の考え方を明らかにして行く。その進め方は、推理小説を読むような楽しさがある。地質学者はこうやって、大地に残された一片の石や、地層の断面から大地の不思議を解明しているのだろう。その楽しさの一端を味わうことのできる、とても面白い本だ。

だが、日本列島とアジア周辺の大地の成り立ちを探るという、地質学でも最前線の仕事を紹介しているだけに(特に後半は)、門外漢が簡単に理解できるような内容ばかりではない。この本が出てすでに15年経っている。研究もだいぶ進んでいることだろう。よりわかりやすく、そして、最新の研究成果に基づく第2版か、新たな出版が望まれる。

奥深い日本列島の入門書 ★★★★☆
 
 堆積物の調査とプレートテクトニクス理論を中心にダイナミックな日本列島の形成プロセスを紹介している。

 科学書としては、やや主観的で物語調の書き方になっているが、それは難解な理論をできるだけ面白くわかりやすく表現しようという親切な配慮からのことと考えたい。

 ただ、その心配りをもってしても本書の理解は必ずしも容易でない。私は二回ほど通読したが、満足のゆく理解は得られていない。しかしそれは著者の責ではなく、日本列島の形成がきわめて奥深い複雑でダイナミックな過程を持つからだと私は解釈している。すなわち簡単に結論できる薄っぺらい学問ではなく、無限の可能性を秘めたすばらしい研究対象であるということだ。

 日本列島のすばらしさを教えてくれた著者に感謝しつつ、私は期待感をもって三回目の読書に入る。

 

『日本列島の誕生』について ★★★★☆
普段私達が生活している日本の大地がいかにして形成されてきたかが紹介してある,プレート移動や海面の水位変動など,複雑な形成過程ではあるが,説明は全てが難解なものでは決してないと思う。日本列島の誕生が長期に渡る地球規模のイベントであることは当然といえばそうなのだが,門外漢の私にはとても新鮮で雄大な話であった。