1章はリラクゼーションやリフレクソロジーなどの紹介です。
2章はそれらの成功事例がいくつか載っています。
3章は「お客をひきつけるコツと儲けの秘訣」というタイトルがついています。
この3章はこの本のターゲットとしていないであろう国家資格を持っている人にとっても、有益な情報があるかと期待したのですが期待はずれでした。
「人の役に立ちたい気持ちがあればうまくいく」と、抽象的なものばかり目に付きます。
この本を読んですぐに実践することが出来るものが、ほとんどありません。
技術と資格さえあれば繁盛すると信じている人には、多少得るものがあるかもしれませんが。
4章はスクールについてと開業の手続きなど紹介されています。
巻末にリラクゼーションやリフレクソロジースクールの一覧がついていたりと、素人を学校へ入学させるのがこの本の目的のように感じます。
著書に「屋台商売の始め方儲け方」「儲かる農業ビジネスの始め方」などがあり、本書にもフリーのルポライターとありますからこの業界の人ではありません。ですから充実した内容など、そもそも期待してはいけないのかもしれません。

我が国ではマッサージを仕事とするのには、国家資格がいる。そんなことを無視して無免許者を育てるための「ノウハウ」が書かれている。この本を鵜呑みにして検挙されても知らないよ。

内容に『難しい資格もいらず・・・』とあるが、マッサージを業とするにはあんま・マッサージ師の国家資格が必要。
最低でも柔道整復師、鍼灸師、あんま・マッサージ師の資格がない人間、医療知識に乏しい人間が簡単にする仕事ではない。内容は人それぞれが感じ判断するところだが、医師や国家資格の医療従事者からすると危険なものだと感じる。気持ちだけと『なんちゃって』ができる仕事ではない。