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アメリカ外交 (講談社現代新書)

価格: ¥777
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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アメリカ外交の「理念」と「現実」 ★★★★★
この本はアメリカ外交の歴史を解説した本です。建国からブッシュ大統領時代までの外交の歴史が解説してあり、読みやすく面白い本です。

内容的にはブッシュ大統領の単独行動主義もオバマ大統領の協調路線も、今に始まったことではなく、昔から似たような路線変更を繰り返しているということがよく分かります。(ある意味一貫しているのは自由と民主主義の輸出国という点でしょうか)

実際にアメリカは紛争や独裁国家に介入しても批判され、介入しなくても批判されるわけで、アメリカの難しい立場も理解できます。
講義ノート ★★★★☆
「アメリカを『帝国』と呼ぶことは、アメリカのパワーに対する過大評価であり、
アメリカと国際社会双方の複雑性と多様性に対する過少評価である。……
第1章で、アメリカ外交を論じる際の基本的な視点を提供した上で、第2章から
第7章では、建国からポスト冷戦期までのアメリカ外交の歩みを概観する。
第8章では、G.W.ブッシュ政権の外交に焦点を当て、終章では、日米関係を
軸に、今後のアメリカ外交の展望と課題を論じる。また、巻末には読者の
便宜のために、アメリカ外交をさらに学ぶための文献解題を付した」。

 良く言えば弁舌巧み、悪く言えば議論のすり替え、そんな箇所も少なからず
見られるが、アメリカ外交を観察するための大まかな視座を述べた後に、
そのフレームワークに沿って、実際にこの大国が辿った外交史を叙述した一冊。
 ジョン・ケリーの名がいかにも示唆的に挟まれるあたり、今日となっては
やや古めかしい感を受けないこともないが、現在もなお十分に学ぶに値する
テキストとなっている。
 さながら受験勉強のように列挙される人名を暗記しようなどと深刻に
ならなければ、概ね整然として読みやすいテキストだと思う。
 ただし、筆者自身が言うように「本書はささやかなスケッチにすぎない」ために、
その簡潔さが時に内容理解を難しくしている部分があるような気もする。

「一国(自国)についてしか知らない者は、実はその一国についてすら知らない。
アメリカ外交を理解することは、日本外交を理解することでもある」。
 このことばに対していかなる反論を与えることができようか。
『アメリカ外交』との表題を与えられつつも、本書がもたらすものはその範囲に
留まることがない。そしてまた、そのことは同時に、筆者がしばしば対米追従の
代名詞であるかのごとくに見られるその愚かしい誤解を払拭するものでもある。
物足りない・・・ ★★★☆☆
まぁ手ごろな教科書といった感じで、アメリカ外交について知識が皆無な私にはありがたかった。個人的に物足りなかったのは、建国期〜第一次世界大戦をはしょりすぎなんじゃないかということ。あくまでも新書だし、それにタイトルが『アメリカ外交』なため、アメリカが国際政治に積極的にコミットをするようになってからがメインになるのは仕方が無いのかもしれない。でも、先生が本書の冒頭で引用しているトクヴィルも以下のように言っている。

「一人の人間のすべては、いわば揺り籠の産着の中にある。国についてもある程度同じである。国民はいつまでもその起源を意識する。国民の誕生を見守り、成長に資した環境はその後の歩みのすべてに影響する」

特にアメリカの場合は政治・外交を理解するには、建国史というか革命史を理解することこそが重要だと思う。
学べることが多い。 ★★★★★
一極化、二極化、多極化の世界の中でアメリカ
が採ってきた外交政策をハミルトニアン、ウィ
ルソニアン、ジェファソニアン、ジャクソニア
ンという4つのものさし(ただし村田教授のオ
リジナルではない)で傾向を分析した本です。
最後の章に筆者の言いたいことが集約されてい
るのですが、ネオコンや宗教右派などのワード
でアメリカ批判をすべきでないと徹底的に戒め
ています。また現在のイラク戦争の泥沼にお
いても、時間はかかるかもしれないが、アメリ
カは策を尽くし、打開する力を持つと筆者は
アメリカ外交史研究を通じて訴えています。
明晰で冷静な語り口がクールです ★★★★★
私、村田晃嗣氏のことをはじめて「朝まで‥」で見かけた折、同席の有象無象どもの中でキラリと光るその明晰な語り口に、『只者ではない』と一目置いておりました。そして氏のことをひそかに『魔王ひげ』と親しみを込めて呼んでおりました。僭越ながら。
で、書店で氏のこの新書を見かけて即座に買ったのですが、忙しさにかまけてしばらく放置。ようやくこのほど読了いたしました。
う〜む、すばらしい。なにより文章が平易です。ちょっとかしこい高校生なら十分読めそうです。論考も、「保守・革新」といったイデオロギーとは距離をおき、学問的公正さを心がけているようすがはっきりと見てとれます。よく書けた概説書だから、という以上に、このような記述の仕方こそが本書を『外交・国際問題を学ぶ教科書』と呼ぶにふさわしいものにしているのだと思います。
よくある米国批判の少なからぬ部分は「強者に対するやっかみ」ではないのか、米国を批判する周囲の国々自身の責任が過小に扱われているのではないか、ということを考えさせられます。これはよい本です。