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The Edward Said Reader

価格: ¥2,158
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: Vintage
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   著者エドワード・サイードは高名な文芸・文明評論家であり、活動する知識人であり、今日の思想界にあって際立って力強く、刺激的で、影響力を持つ最高峰の論客。過去30年にわたって『Culture and Imperialism』(邦題『文化と帝国主義』)、『Peace and Its Discontents』、独創的な研究1『Orientalism』(邦題『オリエンタリズム』)などの著作を発表し続け、我々の世界観だけでなく、公的言説(public discourse)という言葉そのものにまで影響を及ぼしてきた。

   本書は、サイードの全著作からとくに重要な章を選んで収録、1966年のデビュー作、ジョセフ・コンラッド論から、最近発表された回想録『Out of Place』(邦題『遠い場所の記憶 自伝』)まで、もれなく網羅している。対象がなんであれ、シオニズムであれパレスチナ人の自己決断であれ、ジェイン・オースティンであれイエイツであれ、はたまた音楽であれマスコミであれ、サイードはその手に触れるテーマのひとつひとつに、仮借ない知性の光を鋭く投げかける。一般読者にとっては読んでおもしろく、政治、歴史、文学、文化の研究者にとっては、つまりサイードの著作が影響を及ぼし、ときに枠組みさえ変えてしまった分野の研究者にとっては、必携の参考書といえる1冊だ。