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新装版 西洋美術解読事典

価格: ¥5,040
カテゴリ: 単行本
ブランド: 河出書房新社
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何を描いているか分からなければ、本当の鑑賞はできない。 ★★★★★
 絵画は、そもそも読み書きもできない人にも分かるものであった。ここで「分かる」というのは、絵のテクニックや芸術性とかいうものではなく、「何を描いてあるのか当然わかっていて、画家が言いたいこともわかる」という意味である。そのテーマの多くは聖書や神話から採られたもので、当然みんな知っているものであった。
 ところが、近年、「教養がある」人に聖書や神話の知識がなくなってしまい、その言い訳として、「絵画というものは何が描いてあるかは重要ではない。芸術なのだ」等という人たちが増えてしまった。
 しかし、何を描いているのかもわからないくせに、筆のタッチやら描かれている人物の表情が云々…等と言うだけで絵がわかるといえるのだろうか?何のどんな場面を描いているからこそ、それに合ったタッチや人物の描き方が決まるのではないだろうか?「テーマがあってこその絵画」ではないのか?

 この本は、その疑問に答えてくれるものだ。素人はこれを「図像学」等と難しいことを考えなくてもよい。今まで意味も分からず、「ああ、綺麗な絵だなあ」ぐらいに考えていた絵画が、この本を見れば、別の意味のあるものに見えてくる。それだけで美術の楽しみは全く変わってくるのだ。

 絵は好きだけど、何となく好きっていうだけ、というような人はぜひ一度この事典を紐解いてもらいたい。
西洋宗教絵画鑑賞に必携 ★★★★★
2001年当時、大学で西洋美術史を学んだ時講師に「この本は現在絶版になっているが図像学初心者には必携の書。なんとか探して入手せよ」と言われ、現在の新装版の前の版をネットで探しまくって手に入れた思い出があります。
実際、その後色々な本や資料を読む時に大活躍してくれました。
キリスト教に関する知識があるわけでもなく、宗教絵画には特に興味がなかった私がその謎解き的面白さにハマッたきっかけの一冊です。


絵画の鑑賞がますます楽しくなりました ★★★★★
これは素晴らしい本です。実際に美術作品を見ながら読めば、この本の本領が発揮されます。

何年か前、「1000 Masterpieces of European Painting」(洋書)という西洋絵画の作品集を買いました。小さい本ながら、オールカラーなので絵を見ているだけでも楽しかったのですが、絵画のモチーフとして繰り返し出てくる神話やキリスト教の聖人についての知識が薄く、解説書のようなものが欲しいと思っていました。そして、この事典を入手してからは、絵画集を見るのが十倍楽しくなりました。

必携事典 ★★★★★
欧州の美術館巡りをするうちに、背景知識(歴史・神話 そして特に聖書)の必要性を痛感するようになりました。
たまたまこの事典に巡り合ったのですが、"主題"の理解に大いに役立ってくれています。
50音順に解説があり、要所にはモノクロの画像と図解もあります。
ハードカバーなので持ち歩きには向かないのが唯一残念なところです。
ちなみに聖人達の解説(アトリビュ−ト)が、キリスト教に馴染みが薄い一般的な日本人には分かり易く、宗教画がより近いものになるでしょう。
欧州訪問前に是非ご一読される事をお勧めします。