図説直立動態と心身症状―人の立つしくみに内在する病因の発見と臨床応用
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医学が進歩したにもかかわらず原因不明の症状が多数存在することは、ヒトの生存、活動の原点である「直立」が考慮されていなかったからではないだろうか。直立=動的平衡というヒトの動態から咬合を捉え、適正な“頭とアゴの揺れ”ができるよう形態を整えていくことにより、その個体の持つ本来の自然な固有の形に近づけることができ、顎口腔系の安定、心身症状の消失や改善が見られることは自然な現象と言える。「咬合と全身」。ヒトの直立平衡を可能にしている顎口腔機能の失調が全身へ影響することを検証し、咬合・顎位と姿勢の関係、および身体のひねりが引き起こす深刻な心身症状を知ることで歯科の領域と治療の可能性は大きく広がる(“顎口腔医学”)。同時に国家医療資格を有する筋・骨格系治療家との情報交換・連携により、患者の健康改善に多大な福音をもたらす瞠目のテキスト。 ◆A4判、約350頁、全カラー、図版・写真多数。