つるばらに関して私はもっとも気に入っている本です。誘引の仕方、剪定、植え替えや肥料のやりかたは本当に詳しく、親切に絵で説明してくれています。また、庭がせまく路地植えにできない人でも、鉢植えという方法で見事な薔薇の状態を作る方法も載っています。病気や害虫なども写真つきで、どのような対処をしたらよいかも載っています。とにかくこの一冊があれば、つるばらを育てるのに困ることはないでしょう。是非つるばらを楽しんでみませんか？

これまでも村田さんの本はつるバラに関して類を見ない詳しさでしたが、新しい切り口の最新リニューアル版という感じ。
内容の重複は当然ありますが、いろんな発見もあり、写真もすばらしく、買ってよかったと思ってます。

新しく１２で分類された樹形、種類ごと、状況ごとのバラの選択、誘引、仕立て方が、一段と詳しく取り上げられています。

鉢栽培のコツやヒントも、とても参考になります。特に「プロは日中の気温が高い時間に水遣りする」とか「鉢底石を使わない」…“常識”にとらわれない栽培方法には驚きました。

ところどころにある「コラム」も充実した内容で参考になります。

バラを美しく、効果的に、楽しんで育てたいという著者の強い願いに溢れた、読んでも眺めても楽しめる本です。

新米ガーデナーの私にとって、つるバラはまだまだ足を踏み入れてはいけない世界のようで、遠くから眺める存在と決め込んでいました。
・・・が、ガーデニングショウで著者の仕立てを見たとたん、その美しい風景に、すっかり魅せられてしまいました。

俄然やる気になって手にしたのがこの本。
本の内容は、大まかに・・・

１、つるバラを使った素敵な作例や、誘引例　
２、つるバラの仕組み・・・使いこなすための基本。誘引と剪定
　　(著者が詳しく樹形別に分けたその数、１２！！！　初心者の私は分類される樹形など、３つくらいしか知らなかった・・・)
３、咲かせたい場所にあったつるバラの使い方

など。さらに巻末には、主なつるバラのリストがあり、樹形は勿論、樹高・枝の長さ・ステムまで細かに書かれていて、とても役立ちます。
本の全てに、丁寧に事細かに説明があり、著者のつるバラに賭ける想いが伝わってきます。


これからこの本をきっちり読み込んで、私もつるバラの咲く素敵な庭を完成させたいな♪