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回廊亭殺人事件 (光文社文庫)

価格: ¥540
カテゴリ: 文庫
ブランド: 光文社
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こういうだまし方は、是か非か? ★★★☆☆
莫大な財産を残して一ヶ原高顕が死んだ。妻子がいない彼の財産は、きょうだいたちに分配される
ことになった。「回廊亭」に集まった一族。そして、そこに菊代という老婆が招待される。菊代の本当の
目的は、半年前回廊亭で起きた心中事件の真相を知ることだった。だが、その回廊亭で新たな殺人
事件が!

一ヶ原高顕の残した巨額な財産。それに群がる一族の者たち。醜い争いが繰り広げられるのはよく
あるパターンだ。だが、作者はそのありふれたパターンを独自の発想で斬新なものに仕上げている。
菊代は正体がばれないのか?、殺人事件の犯人は?そして心中事件に隠された真相とは?読み手は
どんどん作品に引き込まれていく。面白いとは思う。けれど、どこか不自然なところもあり、疑問も
残る。「はたして、こんなにうまくいくものだろうか?」と。そして、ラスト!このトリックは是か非か?
いつも思うのだが、読み手をこんなふうにだますのは、フェアではないと思う。結末も安易な感じで、
後味があまりよくなかった。
良質のミステリー ★★★★☆
内容は非常に古典的な本格派。なんせ冒頭に館のマップが付いているのだから。
誰が殺したかをある特殊な立場の探偵が探ることろが非常に目新しい。
ただし情報が少なく、結局は最後まで犯人を当てるのは不可能(これは東野作品のほとんどがそうであるが)。しかしアンフェアと言うわけでもなく、なるほどというオチ。
初期の東野作品のなかでも傑作。
昼ドラ化希望 ★★★☆☆
一ヶ原家の遺産を巡り、
恋人を奪われ、自らも殺されかけた主人公が老婆に化け、
一家に対し復讐を図る・・・

と、どこかで聞いた事のある内容。
あの「犬○家の一族」に似ているのかなと。
(特に後半、○○の正体が明らかになる辺りは特に)

復讐劇と探偵モノがミックスされた内容ですが、
あくまでも復讐劇がメインの為、
推理小説として見る分には物足りない気がします。

とにかく主人公の扱いが酷く、不憫に思えてならない作品。
彼女に幸あれ。

結構ヒドイ事やっているんで、自業自得って気もしますけどねw
最後は切ないね ★★★★☆
一ケ原高顕の遺言状が旅館“回廊亭”にて、一族の前で公開されることになった。一族の他には、本間菊代という老婆が招待されていた。だが、菊代の真の目的は、半年前に回廊亭で起きた里中二郎の心中事件の真相をこの一族から探ることだった。そこで、第一の殺人が起きてしまった。

本書のポイントは、老婆に変装した本間菊代が一ケ原一族から真相を聞き出すことができるのか?老婆に変装した本間菊代の正体がばれるのか?里中二郎を殺したこの犯人は誰なのか?ということなのだろう。

作中の人物たちは、その犯人のトリックで見事にだまされる。終盤になって、やっと謎が氷解するといってもいい。そのときには、謎解きならではのどんでん返しというものもあるよね。序盤で解けてしまうようなトリックではないよね。最後までやっぱりわからないよね。それにしても最後は切ないね。
犯人を狙う殺人計画者 ★★★★☆
遺産相続の場を借りて復讐を近い老婆に化けた
女性が主人公のお話。
私は東野先生のこういった
「どこかに何名か集められそこで殺人が起きる」系の
話が結構好きで、今回こそは犯人を暴いてやる!と
意気込んでいましたが、やはり騙されました。
最後に明かされる伏線が多すぎて若干混乱はしましたが、
まあ楽しめて読めました。

これは東野作品に全般に言えることなんですが、
睡眠薬の効果はさほどないような気がします。
大量に飲ませるならまだしも、一回分ですぐに
落ちる人はいるのかどうなのか……