河童とはなにか (歴博フォーラム民俗展示の新構築)
価格: ¥3,024
本書は、このたび リニューアルオープンした 国立歴史民俗博物館(歴博)の民俗展示室の「妖怪の世界」と題したコーナーの構築に向けて推進してきた調査・研究の成果をまとまたもので、第84回の歴博フォーラム「河童とはなにか」(2012.7.28)をもとに、共同研究のメンバーによる新稿も加えて刊行するものである。 日本の妖怪のなかでも代表的存在である河童を、新しい角度からとらえなおしてみようとした。河童のイメージの移り変わり、文字記録とのかかわり、歴史資料からの読み取りや河童と医薬品との関係を検討し、地域との多様なつながりについても考察。 河童という存在を通して民俗文化が現代社会のなかでどのような意味を持ち、位置を占めているのかを明らかにする。