最低限、人体の骨格筋肉がわかっていないと読みにくいでしょうが、役に立つ本です。
とくに「ターンアウト」についての記述には、驚きました。
教室でわからなかったことは、この本でしらべてみるのもいいと思います。

散々悩んだ末、購入して、結果正解。ただ、私は仕事で解剖学をある程度頭に入れているので、読みにくいことはないですが、普通の人には最初の１、２章を読むのはつらいと思います。（用語が医学書並み）バレエをしていて、どこか痛いところがあったとき、関連するところだけを拾い読みするのがお勧め。故障の原因と仕組みを解説するにとどまらず、再発防止するために強化トレーニングが紹介されているところが特に良心的です。バレエを始めて、故障を経験したら最初に手に取る本。

体の構造としくみやケガについて、医学書を思わされるほど深く書かれています。そしてそれらを説明した上で「ダンサー」という特定の人へ向けての説明、注意点が書かれてあり、特にケガについてはダンサーによく起きるケガの原因と治療をレントゲン写真等を用いて説明してくれているので、大変理解しやすく参考になります。

その他に強化エクササイズや、様々なテクニックの間違いによって起こる重大な影響とその治療も書かれてあるので、バレエを習う人なら誰しも「持っている価値有り！」の一冊だと思います。