ニューヨークの空港に現れた謎の暗殺者グッドキャットが語るのは20年前の幸運のナンバー「7」をめぐる陰謀…。そして舞台はニューヨーク。青年スレヴィンは友人のアパートにいたが、その友人に間違えられて、街を牛耳るギャングに借金返済を迫られ、暗殺を強要される。その両ギャングに関係しているらしいのがグッドキャット。何がなんだかわからないうちにとんでもないことに巻き込まれていくスレヴィンだったが、これには周到にはりめぐらされた罠が仕掛けられていた!
『ギャングスター・ナンバー1』などでスタイリッシュな映像センスを見せてきたポール・マクギガン監督が『ホワイト・ライズ』で組んだジョシュ・ハートネットと再びタッグを組み、イキでスリリングなサスペンスを作り上げた。ジョシュが犯罪に巻き込まれていく男を情けなさとかわいさ+時折見せる色っぽさで魅了。共演はブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ベン・キングスレー、スタンリー・トゥッチという渋いスター俳優がズラリ。とはいえ決して重くならないのは軽妙な演出とユーモアと抜群の映像センスによるものが大きい。特に美術はすみずみまで計算され、部屋の壁やインテリアの色調へのこだわりはかなりのものだ。紅一点のルーシー・リューは、スレヴィンと恋に落ちる女性。コミカルでキュートな芝居で、新しい一面を見せている。ともあれ最後の謎解きは圧巻。冒頭から伏線ははってある。決して目を離さずに鑑賞することをオススメしたい。(斎藤 香)
悪くはないけど・・・
★★★★☆
一言で例えるとユージュアルサスペクツのような感じですね
最初にショッキングで意味不明な展開、言動を演出して観客を引っ張る
まあ中盤まで少しダレますが・・・
(個人的にヒロインとボス二人がミスキャストのような気がするからかも)
モーガン・フリーマンも血も涙もないような悪役っぽくないんですよね
まあ上手い役者さんなので許容範囲だと思いますが・・・
途中からジョシュ・ハートネットの目つきが変わるのが格好いいですね〜
ふぅぅぅぅむ……!
★★★★★
この映画、ここでの高評価を見て借りたのですが、はっきり言って序盤は、どうしてこの映画が高評価なのか分からないまま進んでいきました ところがどっこい! ラストにかけてどんどん進んでいくうちに、どんどん引き込まれていき… 最後に、はっはぁー!! って感じです! 話の作りの上手さに感動! 序盤で油断してちょっぴり上の空に見ていた人も、そうでない人も ラストの後にもう1回、頭から見たくなりますよー 迷いなし、綺麗に星5つの映画でございました! ラストに流れる『kanzas city Shuffle』も文句なしにかっこよし!
掘り出し物
★★★★★
リサーチを重ねたのではなく、「豪華キャスト」にひかれ、
それだけでも見て損はないかな?ぐらいの軽いノリで購入した者にとって、
まさに掘り出し物!の一枚、作品でした。
リサーチ不足のうえに恥じを重ねるようですが、この作品ものすごくヒットしたか?
またとても話題になったか?ほとんど記憶にないんですが、実際どうだったのでしょう。
ジョシュ・ハートネットの暴力におびえどうしていいのかわからない、
どこにでもいる青年らしさと、ブルース・ウィリスの鋭い眼光の寡黙な男は非道で非情の香り漂う、
両者の見事な演技は俳優として+ストーリー中の登場人物の演技?で
さらに見ごたえのある内容へと厚みを増し、ラストに向かって真実が解き明かされたとき
観客側もしてやられたというどんでん返しに思わず拍手!そして満足感でいっぱいになるのです。
∠セブン7スレブン
★★★★★
最近、『ナンバー23』を見た。監督や配役、カメラワークが特別悪いワケじゃない。テンポ良く、ラストまで見せてくれた。
ただ、何故かしっくりこなかった。
本作は、セブンのラストを見た時の衝撃にも似ているがどこかユーモラスで、映像もスタイリッシュ。音楽やテンポも明るめだし、配役も悪くない。
ただ、フィンチャーに撮ってもらいたかった作品。
もちろん、ナンバー23も。
セブンっぽい作品(本作にも、モーガン出てるし…最後に引き金を引くジョシュがブラピぽかった)になったとしても、絶対に彼なら…自分を満足させてくれる作品に仕上げてくれたと思う。
近作の『ゾディアック』を見て、益々彼のファンになったし、構成や画面の雰囲気が虜にさせるだけの魅力と、映画概念を良い意味で壊してコマーシャル性やPVを見ている様な映像のクォリティを高めた奇才だと感じる。
さて
本編〜始まりから、とにかく青いシートが目に飛び込んできた。
鮮やかな色調、いきなりな展開と会話の数々。
自分自身、考えた。
もし
家族を、恋人を、同じ様に奪われたら?
と、考える度にセブンのラストを思い出す。
キャスティング〜ストーリー展開、どんでん返し等々…レビューは他の方々に任せるとしよう。
ラストに渡す時計、初めは誰もいない席に人が溢れ…愛する人がそこにいる。
ただ、ブルーの席がそこにある。
何度見ても、個人的には飽きが来ない。
むしろ、深みを増して自分を魅了する作品。
だからこそ、何か不満や別の配役〜監督で撮っていたらまさに名作になっていたと思う。
自分の中では、残念ながら良作止まり。
ただ、自信を持ってこれを読む人には薦められる作品だと言える。
映画館で見たかった。
(熊本県☆男性☆秀ちゃん流)
いい目つきしてます。
★★★★☆
物語後半で変貌するジョシュ・ハートネットの目つきにドキッとします。